「こいつめ、こいつめ、いい年したオッサンが赤い靴とか許せないですね、こいつめ」

すみません、アメ横で格安の2980円だったので、つい買ってしまったのです。お怒り、お鎮めください。そして閣下、靴の右側に穴が開けられてるように見えるのは気のせいでしょうか。



不幸にして閣下の怒りは鎮まらず、脚を登って来てしまいます。



「とにかく、ケシカランですね、こいつめ」



「そしてこのザックもケシカランですね、チキチョーメ」

じわじわと人体登りを続ける閣下ですが、なぜか途中で筆者のザックに怒りを爆発させます。太古の昔から、大自然の怒りは不自然、不条理であり、まさに閣下は大自然の代理なのでございましょう。


「実にケシカランです、こいつめ、こいつめ」

閣下、願わくば、そこには穴を開けないでくださると助かります。

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