■さらばベラルーシの首都



はい、というわけで、見るべきものはほぼ見たので、これにて撤収、とします。

この船は徹頭徹尾、ソ連海軍の大好きなミサイルを撃って
敵艦をギャフンと言わせたる、という思想に貫かれた船でした。
その存在目的は、あくまで艦隊決戦にあるミサイル巡洋艦なのです。

相手空母の戦闘レンジ外からミサイル一発かまして先にやっちまえ、
という思想の元に造られてる、という感じでしょうか。
(この発想、どっかの島国の旧海軍に似てるような…)
なので、その搭載航空兵力も、ミサイル誘導用のヘリが主力であり、
後は対潜哨戒ヘリ、オマケの垂直離着陸ジェット機、という感じとなったのでしょうね。

よって、海上航空戦はもちろん、地上戦支援も全く考えてないと思います。
アメリカが朝鮮とベトナムで空母を海上航空基地としたような、
戦略兵器として使う、などというのは全くもって不可能でしょう。

日露戦争時代の戦略思想からほぼ進化せず、武器だけ、技術だけ進化しちゃうと、
こんな船になっちゃうんだろうな、というのが個人的な感想です。

なんか技術はあるんだけど、センスがない、
器用貧乏の典型、というタイプの絵描きさんを連想してしまいました。



でもって、バス停へ向かう道は、並木道だったのですが、石畳がなんか変だと気が付く。



よく見ると、石畳の目にそって、木の根っこが。
うーん、器用な生命力だ。

はい、ここからバスで市内にもどって、次の目的地、
人類史上最強、というウワサのある電気街へ…というのが、次回のお話です。


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