■オール香港大進撃
さて、ペロ君。
上から下まで完全香港縦断となった3日目は、
それこそ100m歩くごとに1回のツッコミどころ、という状態だった。
「なんじゃそりゃ」
それが何かを見ていくのが、今回のオマケコーナーなのさ。
「よござんす」
「…なんか、ラリっちゃったカップル?」
と、見えるがこれはコカコーラの宣伝ポスター。
「…爽やかじゃないねえ…」
まあ、それぞれのお国がらはあるだろうが、
それにしても、限度はあるだろう、と思うところだ。
「ワンタンにコーラか…」
まあ、それぞれのお国がらはあると思う。
実際、吉野家じゃ味噌汁とペプシが選択式、というのが
国際標準だったりするからなあ。
「…にしても貧乏くさい店なような…」
まあ、それぞれのお国がら…と思っておこう。
余談ながら、中国語表記だと、可口可楽と書いてコカコーラと読む。
これは美味しくて楽しい、といった意味になるそうで、
発音と内容が一致した翻訳で、中国語商品化の最高傑作とされてるそうだ。
「シャア専用メニュー?」
赤いのは、単に中華文化圏における縁起のいい色だから、だろうな。
上の方に小さく、日本料理の字があるのに注目だよ。
すなわち、日本料理専門店なのだが、少なくとも私の知る日本料理は、
一番上のスシセットだけ、後は見たことも無いものばかりだった。
「…なんか一番下、韓式と書いてあるんですが…」
韓国料理だね。日本料理だと日式となる。
まあ、それはキチンと日本料理じゃないと宣言してるからマシで、
下から3番目なんて日式炒飯と書いてあるからなあ。
日本式チャーハンということだが、写真で見るかぎり、普通のチャーハンだよ。
ついでにその上は豚骨ラーメンのことなんだが、どうみてもウドンというか、刀削麺のような…
「カレーライスのあるフランス料理屋みたいなもん?」
まあ、限りなく、そんな感じだ。
日本式、というのが一種の高級感に繋がってる、という証でもあるんだが、
日本人としては、ちょっと微妙な感じなのさ。
「……」
……
「……なんじゃこりゃ」
えらく古い日本の魔女っ子アニメのポップで、
衣料品店のショーウィンドウに飾られてたもの。
昔どっかにあったのを引っ張りだしてきたのか、と思ったら、
よく見るとth
!×魔法の天使 クリーミーマミと書いてある。
「THって?」
このショーウィンドーがあるお店の名前。
日本語で書いてあるから、日本から持ってきたのか?と思うと間違いの元で、
これは間違いなく香港製だろうね。
なんらかのコラボ商品でも造ってるのかと思ったが、
ざっと見る限りではそんなものはさっぱり見当たらず。
「じゃあ、なんなの?」
わからん。単に店長が子供のころ好きだった、とかじゃないかなあ…。
「いわゆるガチャガチャ?」
ピンポン。価格は10元、約110円だね。
昨年の上海のオタクビルでも見たが、香港の物価は上海の倍近いから、
現地の人にとっては、やや割高感は薄いはず。
「これ、貼ってある商品説明も日本語じゃん」
読める…とは思えないんだが、なんとなく写真でわかるんだろう。
ちなみに上の段の真ん中のは鉄道のオモチャなんだが、
香港の人たち、日本のJRの車両とかわかるのかな…
「これは普通に街中に置いてあるの?」
何箇所かで見たのだが、いわゆるオタクビルにもあれば、普通の街中にもあった。
ある意味、日本とまったく同じような扱いだったよ。
これの最大の特徴は、日本の機械なので、コインしか使えない、という点。
10香港ドルはコインとお札、両方あるんだけど、基本はお札で、
2010年の香港では、10ドルコインはなかなか見かけなかった。
今回の旅行では、一度だけ、おつりに入ってただけだから、
この機械で買い物しようと思ったら、まず10香港ドルコインの調達から考える必要があるんだ。
「あれま」
はい、という感じで今回はここまで。
次回、ようやく3日目が終わるはず。
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