でもって、繁華街の北側にある公園に出ると、なんだかかなりの人出。
日曜とはいえ、すごいな、と思ったんですが…
あ、これ、ここも例の出稼ぎお姉ちゃんたちの集会場だ、と気が付く。
スゴイ人数です。
どうもフィリピン系の皆さんが中心らしかったので、
セントラルの公園が工事中な分、こちらに流れてきてるのか、
あるいは、この12年で、その中心地は銅鑼湾に移っていたのか。
とにかく、右を見てもお姉さん、左を見てもお姉さん。
これを天国と見るか、地獄と見るかは、その人のこれまでの人生経験しだいでしょう…。
そんなわけで、その手の人達を見込んだ露店がずらり。
もう夕暮れながら、殺気立ったお姉さんとお店の人の価格交渉が各地で
繰り広げられており、中に突入する勇気が出ず…。
外からみてる限りでは、広東語は全く聞こえてこなかった、というあたり、
やはり香港は国際都市であるなあ、と思ったり。
その奥では、のんびりと草サッカーの試合が。
…個人的に、マカオのドッグレースの悪夢がよみがえり、速攻で撤退開始。
やや裏通りにて。
説明が難しいのですが、この辺り、庶民的なエリアでも、
九龍（カオルーン）側のショッピングゾーンとは何か雰囲気が違います。
全体的に上品、という感じになります。
東京で言うと、九龍側が新宿、池袋、香港側が渋谷、銀座
という印象でしょうか。
大阪だと、まさにキタとミナミの違いに近いです。
そもそも、イギリス人居留区が香港島側、中国人居留区が九龍半島北部、
という区分が1960年代くらいまで明確にあったはずなので、
その名残かなあ、とも思いますが。
とりあえず、香港は他の中華大都市とは全く別物という街ですが、
中でもこの香港島側の繁華街は、独特な雰囲気があります。
個人的には、九龍側の混沌が好きですが、
香港島側もこれはこれでありだよなあ、と思います。
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