■マカオにおける日本の立場について その1
香港が日本の漫画文化の強い影響を受けてる、というのは
既に説明済みだが、さて、その近所のマカオはどうなのか、を
今回は見てこうぜ、ペロ君!
「さいですか」
「漫画屋さん?」
だと思うんだが、写真に写ってる張り紙に学生は入会費免除、
みたいな事が書いてあるので、もしかしたら貸本屋かもしれない。
看板はマカオなのでポルトガル語、全く読めなかったから断言はできないけど。
実はポルトガル語なんてポルトガルとブラジルとサッカーでしか使わないから、
どうでもいいや、と思ってたのだが、アジアのこんな場所で使われていたのは盲点だった。
ちなみに、右上にさりげなく、古書の漢籍が置かれてるのがチャームポイントだ。
「でもここら辺、香港よりすごくないか?」
いや、まだ紹介してないだけで、香港も似たようなもんだ。
ただし、ここはいわゆる繁華街でも観光地でもない、普通の住宅街の中なので、
こんなとこにまで、とちょっと驚いたけどね。
つーか、むしろ観光で普通に訪れるエリアではこの手の店は全く見かけない。
「そういうもんかね」
でもって、今回の満塁逆転ホームランがこれ。
「…風の谷…」
うむ、マカオにあったとは知らなかった。
最近は風の谷も都市化が進んだようだ。
「いや、それ違う。で、何の店?」
お寿司屋さん。これも住宅街エリアにて。
マカオでは日本料理の二大ホームランバッターの一人、ラーメン屋はほぼ見なかったけど、
もう一人の寿司屋はやたら見かけたんだ。その一つがこれ。
マカオパタカ(元と書かれてるけど)と香港ドルはレート同じなので、
10元、約110円で4個買える、と書いてあるね。
ついでに、上の看板には外売、とあるがこれは持ち帰り専門の意味。
「…なんで風の谷?」
…ペロ君、マカオもね、香港の舎弟みたいな街だから、
考えたら負けなんだよ。
「…さいですか」
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