■チケットは25香港ドル
なんだかチケット売り場のような場所に出る。
うーむ、やはり有料か。左の看板で25香港ドル(約280円)とされてるので、
どうしようかなあ、と思っていたら、なんと窓口の横にオクトパスカードの読み取り機が!
ええ?こんな場所でも使えるのか!試してみよう!ピ!
あ、ホントだ!読み取れ…あ、払っちゃったよ、入場料。
直後に受付のお姉さんが、笑顔で入場チケットをくれました…。
てもって、よく見ると、右の黄色い看板には昼の12時までの入場なら、
10香港ドル(約110円)でいいよ、と書いてある。
午前中の入場で、いきなり料金が半額になるイベントってなんだ、これ…。
入場券。右の23/7というのは本日の日付、7月23日のこと。
でもって、左側の開催時間を見ると、朝の10時から夜の0時まで、となっている。
まあ、香港は東京以上に眠らない街なんですが、それにしても、なんだその開催時間。
一体全体、どんなイベントなのやら…
って、実は、このチケットの左上に、小さな字で正解の英語表記があったんですが、
この段階では全く気が付かず(笑)。
みなさん興奮気味にエスカレーターで上に登ってゆくので、当然、私もついて行くと…
はい、正解の発表です!
あの行列は、香港ブック フェアに入るためのものでした!
そんなに本が好きなんですが、香港の皆さん!いいな!
つーか、会場、すさまじい人出。いやもう、マジで、マジで。
いやはや、私も大分長く生きてますが、ブック フェアに30分近く並ぶ人たちが、
まだまだこんなに世の中に居るとは、夢にも思いませなんだ…。
が、実はこのブックフェア、出版社の展示会みたいなものではなく、
全会場、全ブースが、各社の即売会会場となっていて、
巨大な香港コンベンションセンターが丸ごと本屋になっちゃってテヘ!
という恐るべきイベントなのでした。
その上、会場によっては、それこそ“何でもあり”なカオスとなってます。
この日この時この場所に限って言えば、その書籍密度と書店数は、
世界有数と言っていい神保町を越えてたと思います。
しかも、投売りに近い大安売りをやってたり、発売前の新刊をフライングで売ってたり、
後は作者らしき人のサイン会をあっちこちでやってたりと、まあ、こんなイベントは初めてみる、
というエキサイティングなものでした。
当然、日本の書籍の中国語版もガンガンに置いてあり、
それらを見て歩くだけでも、かなり興味深い経験に。
なにせ、写真の会場だけで、隅から隅まで歩くと15分近くかかるんですが、
これが計3会場にわかれて存在、それらが全て本の即売会です。
言葉で説明するのが不可能なくらい、本、本、本、人、本、本、人、本、その他、な世界なのです。
会場を見て、それらを悟った瞬間、めまいがしました(笑)。
こりゃすげええ。
ここに、今回の旅行で最初の本格的な対香港戦闘、
ワンチャイの戦い(Battle
of wan
chai)の
火蓋が切って落とされたのでした。
この戦い、単なる偶発的遭遇戦だったはずが、
気が付けば今回の旅行の命運を握る最大決戦の一つになってしまいます。
が、結果は完敗に終わるのです(涙)。
というわけで、詳しくは次回に。
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