■type 90



ここのもう一つの目玉、90式戦車。
2012年現在の自衛隊の主力戦車ですね。
で、今初めて90式も前の泥除けはゴムシートだったのか、と気が付きました。

ただしこれも先行試作車らしいです。
正面下の装甲部にある四角い枠は89式装甲戦闘車の試作車にもあったものですね。
どうも何かテストに必要な装備なのかもしれません。



この展示、横と後ろからは見る角度が極めて限られ、撮影には向きません。
もうちょっと何とかならんのか、と思いますが…。

こうやって上から見ると90式の砲塔の巨大さがよくわかります。
砲塔内部に主砲の自動装填装置と弾倉を入れてしまったため、
こういった大きさになってるらしいですが。



ななめ上から。
この車両は砲塔上の12.7mm機関銃が付いたままになってますね。



その90式の砲弾たち。
奥のは対戦車榴弾と書いてありますが、HEAT弾ですね。
火薬の爆発に伴う衝撃波を前方に集中させることで、
その高熱、高速な噴流で装甲を撃ち抜いたれ、という弾。
あのビール瓶の口のような細い口先にから一気にその噴流を噴出させるわけです。

手前のはえらく長い名前になってますが(笑)
物理的に相手の装甲をブチ抜いたるで、というタイプの弾です。
先端に針のように突き出してる部分が本体で、
これは尾びれ付きの弓矢のような形でこの砲弾中に入ってます。
発射後、その後ろにあるシャンパングラスのような固定具が外れ、
弓矢のような細くて硬い本体のみがチョー高速で目標に向って飛んで行き、
相手の装甲を貫く、というシロモノですね。


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