■航空宇宙ファイナル



こちらは大戦当時のドイツの工場の再現だそうな。
バイトのお姉ちゃんを口説いてる水兵さん、という風景にしか見えませんが、
どういった状況を再現したのかよくわからず(笑)。

右にみえてるのはBMW III型エンジン。
例のフォッカーD.VIIのエンジンなので、あれに搭載されていたものでしょうかね。



先に見たイギリスの志願兵募集ポスターを見て
アメリカが作った君が欲しいポスター。

完全なパクリなんですが、今ではこっちの方が有名ですね。
ただしアメリカ人相手にキッチナーを登場させても意味が無いので、
こちらはアメリカ合衆国を擬人化したキャラクター、
アンクル サムが登場してます。
(Uncle Sam、略すとU.S.で合衆国と同じ表記になる)

ただしイギリス版が「イギリス人民は」を主語としていたのに、
こちらの主語は「私は」になっているので、
変な帽子をかぶって迫ってくる男色家のおっちゃん、
という見方もできなくはなく…。



こちらは第一次大戦期にイギリスの都市に張り出された、
敵味方の機体識別用ポスター。

左のドイツの機影が見えたら逃げましょう、という内容です。
結構、難易度が高いような気もしますが…。



こちらはちょっと時代がずれて1920年ごろの
アメリカが使用していた1000ポンド(約454kg)爆弾。
例のミッチェルによる爆撃機による戦艦撃沈実験に
使われたのと同じタイプだそうな。



この部屋の展示の最後の紹介は、
当ホームページの記事に何度か登場している二人の写真を。

左が戦略爆撃、戦略空軍の始祖、イタリアの軍人、ドゥーエさん。
オシャレさんですね…。

この人の考えが、後の戦略爆撃の始まりであり、
極言しちゃえば核爆弾からICBMに至る道もその延長線上にあります。
兵士が戦わず、空からの攻撃だけで戦争に勝つ、という思想ですね。

右はイギリスの戦略空軍路線の始祖、トレンチャード。
アメリカの天才戦略爆撃野郎、ハロルド・ジョージに比べれると、
カスみたいな男ですが、なぜかスミソニアンでは
自国のジョージを無視して、トレンチャードを取り上げておりました(笑)。

まあ、ジョージは第二次大戦期の人なので、時代が違いますが、
やはりアメリカ本国でもあまり存在を知られてないんでしょうかね、ジョージ。

さて、これにて航空宇宙館の展示紹介はようやく終了です。

でもって、実はもう一つ「惑星探検」というテーマの部屋があるのですが、
ここは太陽系の惑星の写真や模型の展示ばかりだったため、
軽く見て出てしまい、写真を一枚も撮っておりませんでした…。

ついでに、あまり重要ではないな、というのは全て端折ったのですが、
最終日にもう少しだけ、展示紹介をやる予定です。

よって、微妙にトホホ感が残るものの、
これにて航空宇宙館(本館)の記事は終了。
いや、ようやく終わった、という感じですね。

とりあえず、今回はオマケもお休みさせてくださいませ。



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