■復元の園
さて、実はエンジンコーナーを見忘れてるのですが、
それでもボーイング航空ハンガーの展示はほとんど見終わったといえます。
エンジンは最後にまた見るとして(入り口の直ぐ横なのだ)、
次は隣にあるレストアハンガーを見ておきませう。
レストアハンガー、復元工場に向うには空中廊下を通って行く必要があります。
地上からは見学できないのです。
ちなみに右に見えてる案内板にあるトイレで、
ホントにここはアメリカか、という体験を再度するのですが、そらはまた後ほど。
さて、現在既に午後2時過ぎ、航空機の見学と撮影だけで
3時間以上かかってしまった計算ですが、
この時間当たりから、徐々に見学の人が減り始め、午後3時を過ぎると
こんな感じに館内はガラガラ、という感じになります。
いや、人は結構残ってるんですが建物が広すぎるんでしょうね(笑)。
それでも、どの機体も人がいない状態で簡単に撮影できましたから、
もしここで航空機の撮影をやりたい、と考えたなら平日の午後3時以降を狙いましょう。
やりたい放題です(笑)。
ちなみに、ウドヴァー・ハジー、前回着たときはアジア人さえまず見ない、
という状態だったのですが、今回は日本人だらけでした(笑)。
いつの間にそんな観光名所に…。
この日だけでも15人以上見かけまして(私は現地の日本人をカウントする趣味がある)、
そのうちの半分以上はお役人の皆さんと自衛隊の皆さんでした。
そこで知ったのは、ここでの日本語の会話は海外だと油断せず、
気をつけたほうがいいですよ、という事。
全く部外者の私でさえ、某基地のI指令という方がいろいろ問題を抱えてる、
なんていう豆知識を皆さんの会話から得ちゃったりしてますから(笑)。
やる気とお金さえあれば、こういった税金海外旅行集団に付いて行って、
聞き耳立ててるだけで、各種内部情報はいくらでも手に入りそうな気がします。
で、それらの人々を含めて、あまり熱心に見学してる様子もなかったので、
ごく普通の人が来る、普通の観光地でもあるんでしょうね。
でもって、これがレストアハンガー。
2013年から公開が始まったもので、当然、私は初めて見ました。
中には入れず、あくまで2階通路からガラス越しに見学するだけですが、
それなりに興味深いものとなっています。
中はこんな感じ。
整備工場みたいのを想像してたのですが、予想以上にキレイで、
整然としてるのに驚きました。
ちなみに、時々、中を見学できるツアーを開催するみたいなので、
興味のある人はスミソニアンのホームページで確認してみてください。
で、見学デッキには今レストア中の機体の解説電光掲示板が。
これは右手に見えますのが、カーチス SB2Cヘルダイヴァーでございます、
という説明ですが、まだまだ作業は始まったばかり、みたいな事も書かれますな。
ちなみに当掲示板にて教えてもらった情報によると、
この施設の設立資金を寄付した人のお父さんが大戦中にヘルダイヴァー乗りで、
そのため、この機体がこの施設でのレストア1号に決まったんだそうな…。
そういや、ヘルダイヴァーはなぜかタイの空軍博物館で見たきりだぞ。
やはり海軍機、人気がないのか…
NEXT