■施設アメリカン
さて、今回のオマケコーナーは、
ワシントンD.C.の鉄道施設の斬新さについてだ。
「はい?」
それがこの看板。
駅前ロータリーのとこにあったものだ。
「えー、キス アンド ライド…キスと乗降口?って、どういう意味やねん」
いや、その直訳で正しいんだ、これ。
「意味がわかりませんが?」
実は私もわからなかった。
ついでに調べて見たら、普通のアメリカ人でもわからないようで、
ネット上にいくつも質問が出ていたよ。
どうも1990年代にワシントンD.C.の地下鉄、メトロが始めたものらしい。
21世紀以降では東海岸の都市のいくつかで
同じような呼称になってるらしいけども。
「で、どういう意味?」
普通の英語ならPark
and Ride
なんだよ、これ。
つまり車が駅の乗降口前で一時停車して、
人を送り出したり、迎えたりする場所だ。
「一時停車とキスじゃまるで意味がちがうじゃん」
それがこの名称のシャレたところで、多くのアメリカ人の場合、
挨拶がわりにキスをするから、送り迎えにキスは付き物だ。
別に恋人に限らず、子供の贈り迎えなんかでも、
ほっぺにキスしてるからね。
よって、そこの場所をキスと乗車の場所、という名称にしたわけさ。
「あー、説明されないとわからんが、シャレてはいるね」
うん、個人的にはこういったセンスは結構好きだね。
はい、という感じで今回はここまで。
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