■自由の鐘



どうやら緑地横の、あの建物で展示されてるようです。
ちなみにこの辺りの緑地帯は
独立記念国立歴史公園(Independence National Historical Park)という
国立公園なんだそうな。



あれ、結構行列してるなと思ったんですが、意外にすぐ入れました。
ちなみに写真の正面の辺りが、フィラデルフィアが首都だった時代に
ワシントンの大統領官邸があった場所らしいですね。

前にも書いたように、ワシントン時代にはワシントンD.C.も、ホワイトハウスも
完成が間に合っておらず、ワシントン大統領は
最初から最後まで、ずっとフィラデルフィアに居たわけです。

ちなみに余談ですが、ワシントンは大統領を引退後、
陸軍の最高司令官である、
合衆国陸軍最上級士官(Senior Officer of the United States Army)
に着任した、他に例を見ない大統領だったりもします。

このため最初の陸軍最高司令官(独立まで)と
7代目 合衆国陸軍最上級士官(大統領引退後)が
ワシントンだったりするのです。
ついでにワシントンの最終階級は元帥(General of the army)ですが、
これは前にも書いたように1976年の建国200年の時に、
後から贈られた階級になります。

ちなみに陸軍最上級士官の地位に関してなら、
ジェームズ・ウィルキンソンも2回これを勤めており、
この二人が陸軍の最高責任者を複数回務めた特例となります。



中はこんな感じ。
自由の鐘は最後に展示されており、そこまでの通路に
自由の鐘に関するさまざまなパネル展示が並びます。



1990年代にここを訪れたらしい、ダライラマ閣下。
異国の歴史的な史跡の前でサングラスかけてピースサイン。
会った事はありませんが、まあ、そういう人なんだろうな、と思います。



その先がようやくリバティーベル、自由の鐘の展示でした。
これがなぜか、中国人観光客の皆さんに大人気で、
彼らは一人一人記念撮影するため、なかなか撮影のチャンスが来ませぬ。

アメリカ人はほとんど写真を撮ってないのになあ(笑)…。



はい、これが有名な自由の鐘(リバティー・ベル)です。
元は先にみた独立記念館、旧合衆国議事堂にあったもので、
独立前の大陸会議の始まりを告げたり、
独立宣言を発表するときに鳴らされたりしたため、
アメリカの歴史を象徴する鐘となりました。

有名なヒビ割れは19世紀になって入ったものらしく、
まあ100年以上も使った後なら品質の問題ではなく、
寿命なんでしょうね(笑)。


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