■さあ退艦だ



さて、これで屋上見学コースも全て見た事になります。
時間も間もなく3時半、帰りの電車まで2時間ほどで、
少しはフィラデルフィア市内も見たいですから、
そろそろ撤退準備に入りますか。



で、この物置みたいなのが出口への通路です。
さすがに現役時はもっと違う構造だったと思いますが…。

しかしこうして見ると、この時代の船は換気用の通風孔だらけで、
これが後の時代の船で大幅に減ったのは、
電気ファンの付いたダクトの普及によるんでしょうかね。



下に降りると、あれ、さっきとは違う艦橋上構造物内へ。
あ、まだ続きがあったんだと思ってここから奥に進むと、
途中ですれ違った男性が、案内状はお持ちですか?と突然、聞いてくる。

いや、入場券ならあるアルヨ、と答えると、
申し訳ないですが、この先は貸切のパーティー会場で、
招待客以外は入れません、と言われる。

あれま、先にUSSニュージャージーでも見た貸切のパーティー会場ってやつか。
さっき上から見えてたのはそれだったのね。
しかし、こちらも入場料を払ってるわけで、それで見学できません、
というのも何か不条理ですが(笑)…。

まあ、文句を言っても入れるもんじゃないので、
そうアルカ、と答えて引き返す事に。
維持費の確保が大変なのは理解できますから、
そういうのも仕方ないのでしょう。

ただ艦尾エリアが見学できるなら、
例の博物館で見た、魚雷発射管の謎も
解けるとかと期待したんですが…無念。



よって、これにて見学終了となります。
出口から艦首方面を見るとこんな感じで、
手前のドラム缶のような丸い出っ張りは、
例の5インチ砲が復元されなかった砲台座部。



ついでに艦尾砲口も見ておきましょうか。
奥に見えてる橋が入口ですね。

はい、という感じでUSSオリンピアの見学も終了。
USSベキューナとあわせ、ざっと2時間ちょっと、というところでした。



最後に博物館前(厳密には裏)から、今回の水上大決戦の舞台をまとめて撮影。
ここからなら1q離れてないはずのUSSニュージャージー、やはりコンパクトな印象です。

とりあえず、一生分の軍艦を見たぜ、という感じの1日でした(笑)。

実際、これまで見た事がある博物館とされた軍艦は5隻のみだったので、
(USSパンパニト、エレミア・オブライエン、USSホーネット、HMSベルファスト、ミンスク)
この日だけでそれが1.5倍以上になった事になります。
これでボストンとワシントンD.C.で駆逐艦に乗れてたら、一気に倍だったのに。

という感じで、今回はここまで。
オマケも一回お休みです。

次回、残り時間でフィラデルフィア中心部に突入、
いよいよ終わりなき15時間観光(午前2時半〜午後5時半)
がクライマックスに入ります。

…いい歳して、何やってるんでしょうね、我ながら…。


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