■商業港の博物館



さて、今回はフィラデルフィア市のデラウェア川沿いにある
独立記念港町博物館(Independence seaport museum)を見て行きます。
現在時刻は午後2時前。
帰りの電車は夕方5:35なのでまだまだ余裕ですが、
この後、軍艦2隻の見学がまだ残ってます。
USSニュージャージーだけで3時間以上かかった事を考えると、少し急ぎますか。

最初に書いちゃうと、ここは博物館としては完全に二流で、
それでいて13.5ドル(約1380円)の入場料はボッタクリではないか、と思っちゃうところです。
が、この博物館は先に書いたように2隻の軍艦を保有しており、
その入場料も込みですから、まあ相場でしょうかね。



入場券売り場は玄関を入って左の場所。
で、キップを買った時、写真で見えてる窓口の白いシャツのおっちゃんが、
私の顔を見ながら何か冗談を言って周囲の人間が一斉に笑ったのですが、
キチンと聞き取れなかった私だけが呆然としてる、という妙な事態に(涙)。

さらには画面右端、入口に居る黄色いシャツのお姉さんから
アンケートに協力してもらえます?と声を掛けられて、
私、英語あまり話せないアルヨと説明する羽目に。

なんで、この博物館の人たちは私が英語をペラペラだと思い込んだんでしょう…。

そういやこの後、駅構内でとなりの人から電車が遅れてるってホント?
と突然話しかけられてちょっとビックリしたんですよね。

ソウルや香港で地元の人間と勘違いされたのは何度かありますが、
どう見ても怪しい東洋の観光客に、
なぜフィラデルフィアの皆さんは普通に話しかけるのだ…?
中国系の人たちとかが多いんでしょうか、この街。

それともわざわざ海外から来る客はほとんどいないのかしらん。



展示はこんな感じ。
キレイな博物館なんですが、パネルや模型の展示がほとんどで、
これは見ておかないと、というようなものはほとんどありません。
まあ、さっと見て館外の軍艦に向いましょう。



中にはこんな工作室のようなところも。
かつてのカッター(端艇)の製造所の再現…と同時に、
どうも実際に今でも製作をやってるようでした。



こちらはかつて川沿いの一等地にあったというお店の看板。
1818年に創業して、1978年まで営業していたという
航海用地図や六分儀、さらにはクロノメーターまで扱っていたお店だったとか。
なかなかオシャレであります。

となると、例の明治の岩倉使節団が来たときにすでに営業していたはずで、
彼らもこの看板を見てるかもしれませんね。


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