■さらば管制室
で、この上が司令塔(Connning
tower)です。
先に書いたように、耐圧船体の上に、別の耐圧室を乗っけているため、
この狭い天井の窓からだけ出入りが可能になってます。
ここらあたり、宇宙ステーションみたいですね。
ただし、USSパンパニトに続いて、この船でも進入禁止でした。
ここは見学可能、とも聞いてたんでちょっとガッカリ…。
どうも管理人が中に居るときは公開してるみたいなんですが、
いつ居るのかはさっぱりわからず…。
さて、そろそろ先に向いましょう。
これは艦尾側から前方の管制室を見た状態。
その辺りもこんな感じにいろいろとあり。
3000ポンドの空気分岐管とか書かれてるので、
おそらくバラストタンク用の空気ポンプ関係でしょうが詳細は不明。
その先には無線室が。
ここにもタイプライターがあり、船内のあらゆる書類は
基本的にタイプ打ちだったんでしょうかね。
潜水艦の場合、水中に完全に水没してしまうと、
ほとんどの電波は水中まで飛んできませんから、
無線室はやる事がなくなってしまうのですが、
波長がキロメートル単位の超長波(VLF)なら水中でも受信可能でした。
とはいえ、q単位の波長の電波を打ち出すわけですから、
送信施設も壮大な規模になるため、そう簡単に運用できるものではありません。
おそらく潜水艦側は受信するだけで返信はできなかったんじゃないでしょうか。
とりあえず、司令部からの新しい命令を受け取る、
という目的に使われていたようですが。
(受信だけなら短いバーアンテナでもなんとかできるらしい)
ついでに、方位確認、自分の居る場所を知るための電波も
この波長で飛んでいた、という話があるので、
もしかすると、ここでその受信をして、
電波の来た方位を特定していた可能性もあります。
さて、その先に進むと、一般水兵の居住区になります。
管制室と無線室を挟んで、
前後対象に士官用居住区と水兵用居住区が向き合ってる形ですね。
この辺りは食料庫と台所。
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