■装甲司令塔



艦橋内部。
外から見るとかなり大きいのですが、
ご覧のように中央を装甲司令塔が貫通しているため、
思ったより狭くなっています。
ちなみに、入り口のドア(左右2箇所あり)一つだけで1t以上あるそうで、
なんとも剛毅な鋼鉄の使い方ですね。

先に書いたように側面装甲は439mmあるんですが、
これって兵器に搭載された装甲としては、
未だに最厚級のものの一つじゃないでしょうか。

入り口上のプレートは旧住所表示で、その横に例の黄色いブルズ アイズで、
1982年以降の住所が書かれています。
…って、こんだけ判りやすい場所で迷う人間、いるのか?



この中には操舵手が乗っているため、
こういった細い覗き窓が数箇所、開いてます。

とはいえ、これじゃあ何も見えないに等しいと思いますが…。
ついでに、現在は何もついてませんが、左右にネジ穴と、
下に調整用ネジの取り付け口があるので、
ここにも本来は防弾ガラスが入ってたようです。
1982年改修の段階で、もはやいらん、という事で外されたんでしょうかね。

左の手すりは上の戦闘指揮所に出るためのもので、
天井にはハッチがあります。



中には入れませんが、覗くことは可能でした。
手前上にあるのは例の戦闘指揮所の屋根の上にあった
潜望鏡の一つで、ここからも外を見れるようです。
これは左右に一つずつあります。

奥のまじめそうなジャック(仮名)が総舵手で、
舵はアメリカ艦ではおなじみの巨大な転輪(ホイール)型のもの。
各種計器が並んでいて、外が見えなくてもある程度、操舵可能みたいですが、
航海用レーダーのモニタが見当たらないな、
と思ったらこの画面に左端の奥、入り口の影に隠れるようにして置かれてました。
なんで、そんな場所に?

ちなみに、ここにまでブルズ アイズの表示があるんですよ…。



反対側から見るとこんな感じ。
こちらにもひっくり返ったロボットのような潜望鏡の接眼部が見えます。

おおよその数字ですが、直径で5m前後しかない(装甲部分含む)ので、
やはりあまり広くはないですね、
5〜6人も入ったら結構一杯じゃないでしょうか。

ついでにハシゴが見えており、装甲司令塔内でも、
上下の行き来が出来たんでしょうか。




その外側はこんな感じ。
やや狭いながら、必要な装備は一通り揃ってますから、
通常はここから、もっと右!とか三歩前!とか指示してたんでしょうね。


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