■フィラデルフィアの街へ
間もなく2nd
ストリート駅に到着。
先に書いたようにキップはないので、出口はこんな感じになってます。
地下鉄は意外に深いとこを走ってまして、
地上に出るまでは結構な階段を登る事に。
さあ、地上に出ました。
で、こここで思わずガッツポーズ。
初日に降りたボストンの地下鉄では、出口を間違えて、
グーグルのストリートビューにおける
事前シミュレーションが完全にムダに終わったのですが、
今回はまさに見たとおりの風景が目の前に広がっていたのでした。
20世紀からあちこちをウロウロしていた身としては、
21世紀以降のインターネットの発達は何よりありがたいのですが、
海外ホテルの予約サイトと、世界中の地図が自宅で見れてしまうという
グーグルマップの登場が、世界を一変させてしまったなあ、と思います。
これだけの情報量を事前に得る事ができなければ、
ここ数年の旅行で、ここまで動きまわれませなんだ。
ありがたい時代になりましたね。
少なくとも昔はよかったなんて、微塵も思いませぬ(笑)。
で、ムハハ、勝ったぜ、これならもはや何の問題もなし。
…と、この段階では思ったんですがねえ(笑)。
周囲を見回すと、古い町並みですが、全体の外観はきれいで、
街ぐるみで維持管理と、整備をやってる感じですね。
前にも書いたように、1986年当時の寂れた街並みに司馬遼太郎さんが衝撃を受け、
それを読んでいた私もそのイメージが強かったのですが、
どうも現在は思った以上に活気のある街のようにも見えます。
ついでに例の映画ロッキー(1976)の冒頭で、スラムじゃないのか、
というような市場の道路を主人公が走るシーンの印象が強かったので、
こんなキレイな街になってるとは夢にも思いませんでした…。
でもって、日本でいえば京都みたいな位置づけの街ですから、
街中にこういった案内板がいくつもあります。
ただし建物などよりは、その地域に生活していた人物に関する案内が多く、
これもロバート エイテンさんが経営する印刷所がこの辺りにあり、
それはアメリカで最初の英語版聖書を印刷した会社でした、といった説明です。
ちなみに議会の承認(Endorsement)を与えられた聖書、との事ですが、
なんで議会が聖書を承認するのかよくわかりませぬ。
推奨を受けたって事でしょうかね。
はい、とりあえず今回はここまで。
オマケ編も一回お休みとなります。
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