■一周してみる
下から見るとこんな感じ。
ちなみにこのリンカーン閣下が立ち上がった場合、
約8m近い身長があるらしいので約4/1スケール アブラハム・リンカーンですね。
ついでに、ちょっと見づらいですが、このメモリアルに関する碑文が
リンカーンの頭の後ろに刻まれてます。
そこにはIn
this temple(この神殿では)の文字が見えますので、
やはり神殿なんです、ここ(笑)。
さらについでながら、
templeにはローマ神殿の意味と同時に、
フリーメイソン寺院の意味もありますから、
やはり微妙に怪しいな、この建物。
さて、せっかく来たのだから、神殿の周りを一周しておきましょう。
まずは正面入り口から、ワシントンメモリアルの方を見る。
夜なのでちょっと判りにくいですが、この台座の間、
かなりの高さがあるのわかるでしょうか。
あのワシントンメモリアルの根元付近に見える明かりが
先に見た第二次大戦メモリアルになります。
で、写真を撮影してるこの辺りが1963年8月、
黒人差別撤廃を訴えたキング師による
I
have a drem
(私には夢がある)演説が行なわれた場所です。
ただし、なぜか演台は最上段部ではなく、階段を数段降りた場所に
あったように見えるので、実際はこの少し下の辺りでしょうか。
彼はリンカーン像の前で、アメリカ中に黒人の権利を訴えたわけです。
彼はこの演説の終盤に8回、I
have a drem
を繰り返し、
差別のないアメリカが私の夢だ、と語りかけたのでした。
ちなみに、この演説はざっと15分前後かかっており、
暑い夏の最中であったことを考えると、もう少し短くてもよかった気がします(笑)。
そこから後ろに回ろうとすると、この謎の物体が(笑)。
なにかの罠かと思ったんですが、単なるオモチャの風船でしょうか。
ただし、これ、わざわざ重しをつけて固定されていたので、
単純に忘れ物とも思えず、正体不明な感じでございました。
とりあえず、神殿の横の回廊を通って裏に回ります。
まあ、当然のごとく、人っ子一人いません。
裏に出ました。
周辺は芝生の広場になってるみたいですね。
で、写真やや左に見えてるのがポトマック川を渡る橋で、
あの向こうはヴァージニア州となりますから、
まさにワシントンD.C.の玄関口という場所にあるのが、
このリンカーンメモリアルなのです。
ついでに右手にビル街が見えてますが、
これはウドヴァー・ハジーセンター行きの時、ここからバスに乗った
ロズリン駅周辺のビジネス街ですね。
で、誰も覚えてないでしょうが(涙)、この左手の橋は3日目にアーリントン墓地から
撤収する時、最後に見たワシの紋章付きのあの橋です。
なので、このまま真っ直ぐ行くとアーリントン墓地に突入するわけで、
よく見ると橋の奥の上に小さな光が見えます。
問題はこの光が何なのかで(笑)、
現地でもらったガイドブックなどにはケネディの墓の火だ、
とかかれてたりしますが、現物を見た限りでは、この距離から
これだけ大きく見えるとは思えない。
ちょうどここを真っ直ぐ行くと突き当たりは、
女性兵士の記念施設(最終日に見る)があり、
あれは夕方からライトアップが始まっていたので、
おそらくそれでしょう。
ちなみにさらにその上の赤いのは航空警告灯ですから、
おそらくアーリントンで一番高い場所、
旧リー将軍の家の辺りに置かれたものだと思います。
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