■深夜の首の都



ユニオン駅の正面はこんな感じ。
かなり立派なのがわかるかと。

ちなみに左右に幅があるので背が低いと思ってしまいますが、
中央部下の小さく3つに分かれた部分が入り口のドアですから、
実は結構な高さがあります。



その駅前ロータリー(?)を渡ると国会議事堂が見えてます。
上に見えてるのは満月から3日前後ほどたった月。
とりあえず、月夜といっていい夜で、明るいです。

…さて、ここで突然ですが(笑)ワシントン中心部、
このユニオン駅とモールの位置関係を現地の地図で確認しておきましょう。



右上、北東にあるのが現在地のユニオン駅で、
その直ぐ下が3日目の朝に訪れた国会議事堂、
その正面から約3.5q先のリンカーンメモリアルまで続くのが
緑地帯のモール(National mall)となります。

現地の案内によると、地図の左右、リンカーンメモリアルから、
国家議事堂まで歩いて45分だそうです(笑)。

で、モール内のワシントンメモリアルとホワイトハウス、
そしてそこから国会議事堂までの間にある
スミソニアンの施設をこれまで見てきたわけです。

が、ワシントンメモリアルから西は、
今回の旅行ではまだ行ってませんし、
当初、行く予定もありませんでした。

…はい、オチが読めましたね(笑)。

2013年9月22日午前3時32分、状況開始なのであります。



駅から議事堂に至る途中には、ほとんど人がいない。
車も写真左に見えてる一台が走り去ったくらいで、全く見かけません。
ここでオレは何をやってるんだろうとか考えたら負けだと、
自分に言い聞かせる事ができたら、もう後には引けませぬ。



国会議事堂に近づいて見ると、かなり派手にライトアップされてました。
既に夏の観光シーズンは外れた時期でこれだと、
一年中こんな感じなんでしょうか。
あるいは週末だったからかもしれませんが、モールは予想外に明るい地域だ、
とこの後、思い知る事になります。

しかし月夜とはいえ、夜中の雲がこれだけはっきり写るんですから、
LX-7というカメラはスゴイな、と改めて思ったり。
現状4万円を切っていて(涙)、ジャケットのポケットに入るカメラなんですよ…。



正面から見るとこんな感じ。
盛大にライトアップされてます。

で、見ていると左側の階段から降りてくる人が!

私以外にも観光客がいたのだ!という事実と、
こんな夜中に建物の下まで入れるのだ、という事実に同時に驚く。
日本の国会議事堂では決して考えられませんよ、どちらも。
(夜中の2時過ぎに日本の国会議事堂周辺を歩き回った事は何度もあるが、
警官の人と私以外、まず見かけませぬ)

ちなみに、その人たちはあっさり車で走り去ってしまい、
私はあの建物の下まで再度登るかどうかをしばし考える。


NEXT