■そして3階へ



さて、いよいよ我々はアメリカ史館という名の人生の最終ステージ、
その3階へと足を踏み入れる事に。

ここには、1階の移動するアメリカと並んで、目玉展示の一つとなっている、
自由の代償(The Price of Freedom)の展示があります。

それが1番の部分で、今回はまずここから。
その他にも独立戦争で沈みながら、
後に引き上げれられた砲艦 フィラデルフィア(2番)、
そして歴代大統領(3番)&婦人(4番)の部屋と、
かなりの情報密度なのがこの階です。

うーむ、誰だこの博物館の記事は4回以内で終わるとか考えてたヤツ…



とりあえず、こちらが自由の代償展示の入り口。
独立戦争からヴェトナム戦争までアメリカが関係した戦争の展示です。

印象としてはロンドンの帝国戦争博物館のアメリカ版で、
実際、両者の展示スタイルはそっくりです。
おそらくこちらがロンドンの展示を参考にしたのだと思われます。
(ただし2014年夏からロンドン帝国戦争博物館の展示は
完全に変更されるようなので、全く違うものになってしまった可能性アリ)

ついでに余計なお世話かも知れませんが、この展示タイトルは、
The price of 〜ですから、〜の代償と訳すのが正解。
金銭的な意味を感じさせる価格、
という日本語では意味が変わってしまいますから要注意。



内部はこんな感じ。
展示ごとに細かい部屋に分かれる構造は、
ロンドンの帝国戦争博物館そっくりです。

で、よく見ると右上の第二次大戦(WW II=World War II)の次が
冷戦の展示になっており、朝鮮戦争がアメリカで
忘れられた戦争と呼ばれてるのがよく実感できますね(笑)。

ただし、1991年の湾岸戦争も含まれてないので、
もしかするとアメリカ軍の戦争ではなく、国連主導の戦争という扱いで、
両者を省いてる可能性もあります。
実態はアメリカの戦争以外の何者でもないんですけども…。


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