■ワシントンD.C.にレツゴー
というわけで、ようやく最初の上陸地ボストンを離れ、
本来の作戦展開地帯、ワシントンD.C.に向かいます。
上の地図では省いてしまってますが、この間に、
ニューヨークとフィラデルフィアといった二つの大都市があります。
で、当初の予定だと16:00発、ダレス空港に17:30着でした。
現在サマータイムで1時間前倒しの時刻となってる、と考えれば、
十分、日のあるうちにホテルに入れるはず。
入国審査も税関審査ももう終わってるので、
空港に着いたら外に出るだけですしね。
最近の航空機の搭乗は混雑を避けるため、
座席番号で区切って順番に入ってゆく、というのが普通です。
が、この番号の呼び出しが極めて早口で、
全く聞き取れないのが私にとってのアメリカ国内線となります(笑)。
仕方ないので、とにかくほとんどの人が乗ってしまってから、
一番最後の呼び出しに合わせて乗り込むわけです…。
ボストン〜ワシントンD.C.は日本で言うところの東京〜博多の新幹線のような
高速鉄道もあるため、お客さんどんなもんだろう、と思ってたのですが、満席。
今回の便は小さな機体でしたが、シートはやや広めで、意外に楽でした。
ちなみに、日本だと到着時間が読めない航空機に対して、
正確な到着時間がみこめる新幹線、という印象がありますが、
アメリカの場合、列車でも時間が読めないくらいに遅れまくるらしいので、
どっちもどっちだ、という事らしいです(笑)。
で、ほぼ定刻にゲートを離れたのですが、滑走路までの移動がやたら長い。
さらに離陸の順番待ちで、この機体はあと7機後の離陸です、
という機内放送が入り、ボストン空港も意外に混雑するのだなあ、と思う。
なんだかんだでゲートを離れてから15分くらい、ようやくエンジン音が高まり、
それなりの速度で加速を始めた…と思ったら、そのまま減速、
再びどこかの滑走路のわき道に入ってしまう。
あれ、今のは離陸滑走では無かったのか、と思っていたら、
「なんかエンジンの調子がイマイチなので、離陸をやめました」
という、極めて事務的な機長閣下からの機内放送が。
ええ、マジで?と思っていると、
「ちょっと様子見て、いけそうなら飛んじゃうね」
みたいな事を言い始め、ええ、そんなんでいいんだ、と驚いていると、
「行けそうだけど、空港に対して
文章による申請をする必要があるんで、やっぱり1回戻るわ」
とターミナルに戻ってしまう。
いやーん、ジェットブルーのジェットエンジンは気分がブルーで
青色吐息、とか考えてしまう。
そういや前回来た時は、乗り換え便が5時間遅れとなって
深夜のワシントンD.C.に乗り込む羽目になったのを思い出す。
あの時はD.C.に隣接するレーガン空港だったからなんとかなったが、
今回の便の行き先は、D.C.からはるかに遠いダレス空港なのだ。
深夜到着で、タクシー利用とかになったら、
一体全体、いくらかかってしまうんだろうと、泣きたくなる。
が、ターミナルで機内に閉じ込められる事約1時間、
ようやく、「ほな行くで」といった放送が入り、機体がゲートを離れる。
生まれて初めて、祈るような気持ちでエンジンを見つめながらの離陸となりましたが、
無事離陸に成功、こういった記事を書いてることからわかるように(笑)、
1時間半遅れながら、無事、ダレス空港まで到着したのでした。
ボストン〜ワシントンD.C.という地域は、前にも書いたように
日本で言ったら東京〜福岡間の太平洋ベルト地帯みたいな都市密集地帯なのですが、
上から見てる限り、ひたすらこんな緑地と湖沼地帯が続いてました。
やはりアメリカは雄大だなあ、と改めて思ったり。
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