■次はマーケットだ
どうも水族館周辺は市内観光のスタート地点になってるようで、
いろんなツアーのバスなどが出てます。
これは観光用トローリーバス、と書かれてましたが、
どう見ても普通のエンジンを使ったバスのような…。
でもって車体の横にカストロ(キューバ代表)、ケネディ(アメリカ代表)、
フルシチョフ(アル中患者代表)といった濃いメンバーの写真が貼り付けてある。
この3人がバスを運転してます、とかいう話だとやだなあ、
と思ったら、ケネディ記念館でキューバ危機の展示会をやってるそうな。
そういや、ケネディ大統領はこの街の出身のお坊ちゃんでした。
父親はマフィアまがいの悪党にして、ナチス大好きの駐英大使ですが(笑)。
アメリカ各地の大統領出身地には、こういった記念館が作られてるようです。
ついでに、国連で靴を脱いで大騒ぎした唯一の国家元首、
フルシチョフ閣下の名前はニキータで、ラテン系なら女性名なんですよね。
…フルシチョフ、萌えキャラ説をここに提唱します。
とりあえず、こういったツアーに参加するだけの時間はちょっと無さそうです。
で、その横を見ると、第二次大戦期に開発された水陸両用車、
ゼネラルモータースの部門の一つ、GMCが開発したDUKWが停まってました。
アメリカでよく見かけるDuckツアーですね、これ。
アヒルの名の通り、これで陸に海にと走り回るため人気は高いようで、
すでにお客さんでほぼ一杯でした。
おそらくDUKWのダジャレでDuckツアーなんでしょうが、
アメリカのダックツアーの歴史は古く、確認される限りでは終戦直後、
1946年には既に軍から払い下げられたDUKWによるツアーが始まってます。
ボストンのもかなり歴史がある、と聞きましたが、詳細は不明。
ついでにDUKWという変な名前は、GMCの社内記号の集大成で、
これで1942年設計の(D)万能トラック型(U)で前輪駆動(K)で
two
powered rear
axles(意味不明。私には翻訳できず)(W)な車、
という意味になるのだとか。
ついでにこの車の場合、しゃれにならないほど水上走破能力があり、
英仏海峡(ドーヴァーではない広い方)を
自力で渡ってしまった事があるそうな。
ただしノルマンディー上陸船にも参加した古強者ですから、
現存する車両は製造から60年以上は経ってるはずで、
さすがにそんな無理はもうできないと思いますが…。
が、当然、これも時間がありませんから、パスですね。
さて、そこからとりあえず市の中心部に向って見るか、と歩き出したのですが、
そこにあった案内板に、マーケットは右だよ、と書かれている。
そういや、この辺りにボストンの名所のなんとかマーケットがあったな、
と思い出し、そちらに行って見る事に。
ちょっとだけ海沿いの道を北上しますが、せいぜい3分程度の距離。
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