■スミソニアンの学習の逆襲

アメリカの首の都、ワシントンD.C.はアメリカ大統領が
いろいろ面白おかしく世界を動かしてる場所、
という印象がありますが、同時に世界最大級の博物館都市でもあります。
スミソニアン協会という、半国営の非営利団体が運営する
多くの博物館が、モール周辺に林立しているのです。

その中でもアメリカ歴史館 (American history)、自然史館 (National history)、
航空宇宙館 (Air and space)の3つが中心となり、
まさに世界最強のレベルのコレクションをそれぞれが持っています。

この点においてはロンドンも見事なのですが、
比較的広範囲に散らばるロンドンに対して、半径300m前後に
主要施設のほとんどが集中してしまうワシントンD.C.はさらにスゴイのです。
展示の内容の深さではロンドンの勝ちですが、その利便性と、
宇宙関係の展示では世界中でここしかない、というコレクションによって、
スミソニアン博物館軍団は、それだけを目的に
この地を訪れる十分な理由をもっています。

ただし、本旅団が主要目標とする航空機関連については、
かなり離れた2箇所に博物館が分散してしまってるのですが、
それでもかなり効率よく、世界最強の機体コレクションの展示を
一気に見ることができます。

そんな費用対効果の極めて高い観光都市、
ワシントンD.C.を初めて訪れたのが8年前でした。
が、なにせ世界規模の博物館とは初めての対決だったので、
なんだかよくわからんウチに終わってしまった、という感じでした。

その後、各地で、各種大規模博物館と対決、
こちらの経験値が上がってみると、
なんともヒドイ旅行記であるなあ、と考えざるを得ない、
というのが前回の旅の結果となってきます。

そして、旅団の主力カメラがステキにミラクルなLX-7という
対航空博物館、対歩き回り旅行には最強であろう、
というカメラになった今こそ、その再戦のときである、
という事で今回の旅行となったわけです。
なんとか時間も確保できましたしね。



ワシントンメモリアル正面、というモールの一等地にあるスミソニアン協会本部。
ここを中心にいくつもの博物館が展開されており、
2013年現在、本部の建物を別にしても7つの博物館をモール周辺に持っています。

さらにちょっと離れた場所にあるウドヴァーハジー センターやら動物園やらまで含めると、
どんだけの施設を運営してるのやら、正直見当もつかないのが、スミソニアン協会となります。
詳しくは、また本編中で。


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