■その他とか



さて長距離飛行における機内最大の楽しみが、
座席前のモニターで見る映画や各種サービスだ。

「そうなの?」

そうなのさ。
787はここら辺りも結構進化していたんだ。
まずは、リモコン部。極めて小さく、さらに767とかの絶望的にわかりにくい
操作方法ではなく、かなり分かりやすいキー配列になっている。
片手で操作も可能な感じだった。

「へー」

ついでに細かいとこだが、前の背もたれに、
独立したカップホルダーがあるのにも注目。
これのおかげで、飲み物をもらうだけなのに、
わざわざトレーを出す必要がなくなったんだ。

「ごく当然と思いますが」

全くもってその通りだが、航空機の場合、
そんな設備すら、今までほとんど無かったのさ。
787は新時代の機体だなあ、とこのカップホルダーを見て思ったよ。

「そういうもんかね」



肝心のモニターも、結構大型な印象。
明るさも十部で、ここら辺りが進化の極北かもしれない。

「まあ物理的に、これ以上は大きくできないよね」

そういうこと。
ちなみに、画面の左側に接続端子のようなものが見えてるが使い方は不明。
もしかしたら、ビデオカメラなどを接続して、このモニタで見れるのかもしれない。



で、個人的にこれが一番好きな、現在位置、高度、速度などの表示画面も大進化、
いくつかのモードから好きなのが選べるようになっていた。

「こういうのってGPSデータなの?」

だと思うけど、保証は無い。
ただ、かなり正確に現在地を示してくれるので、
なんだかデカイ川やら湖が見えたら、これで確認すれば、
かなりの確率で名前もわかる。

「かなりの確率?」

川や湖は、全部の名前が出てるわけでじゃないんだ。
無人地帯だったり、あまり大きなものでなかったりすると、
名前がわからないこともあるのさ。

「あれま」



今回加わったモードの中で楽しかったのがこれ。
地球上の夜と昼のエリアを示してくれるので、
間もなく夜の地域に入るな、とかそろそろ夜明けに突入するな、
といった辺りが一目で分かるんだよ。

「おお、楽しそうだね」

東方向への飛行となる行きの航路の場合、
昼と夜を次々と突破してゆくので、これを見てるのは楽しかったよ。
こういった進化は大歓迎だ。



「…で、これは何?」

トップメニューから選ぶサービスの中に機外カメラ、というのがあるんだけど、
それを選ぶと、このエラー画面になってしまうのさ。

「機外カメラは使用不能という事?」

らしいね。
ちなみによく見ると、メニューの先のサービスを
httpのアドレスで呼び出してる、というのが分かる。

「どういうこと?」

どうも787の機内配信サービスはインターネットブラウザの
改良形らしい、という事だ。
実際、下のほうにインターネットブラウザの一つ、
Operaの名前が見えてるね。
インターネットブラウザがこういった機材の操作に使われている、
といのうは知らなかったので、ちょっと驚いたのさ。

はい、という感じで、今回のオマケはここまで。


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