■ボストンの謎

さて、今回はボストンで見かけた変なものだ。

「…ワシントンD.C.編に入ったんじゃなかったの?」

ハハハハ、ペロ君は時々、面白い事をいうなあ。
さすがはIt's a white dog だね。

「はい?」

全身真っ白、つまり「尾も白い」犬。

「………」

…………

「自分の体色を初めて聞いたよ。で、ワシントンD.C.は?」

こだわるなあ。
ウッカリとオマケコーナーで取り上げるのを忘れていたネタを
あわてて今回取り上げることにした、とでも言いたいのかい?

「はい、事情はよくわかりました。始めようぜ」

…そうだね。



「なんだこりゃ」

誰も覚えてないだろうが、ボストンで海軍工廠に行くフェリーを探していた時に、
ゴジラボートというツアーがあった、という話をしたんだ。

「覚えてません」

だよねえ…。
で、その後、フェリーで出航する間際に見かけたのがこれ。
ここがゴジラボート乗り場らしい。

「これ、胸ビレがあるんですけど」

あるねえ。
ここら辺りは言ったもの勝ちなんだろうなあ。
本人がこれはゴジラです、と主張してる以上、
胸ビレがあろうが赤かろうが、それはゴジラなんだろう。

「いや、言った者勝ちって…著作権は?」

少なくとも私が見た範囲で、著作権表記は無かったよ。

「ダメじゃん」

うん、明らかにダメなんだけど、アメリカじゃモンスターの一種として
一般名詞になっちゃってるのかも知れない。

「ええんかいな、それ…。でこれは結局、なんなの?」



これでした。
こちらは帰ってきたときに撮影したものだ。
2800馬力というステキにマッチョなエンジンを搭載、
40分ほど豪快かっ飛ばすぜ、というボートらしい。
ちなみに、Sea horse(タツノオトシゴ)2800匹分のパワーって意味じゃないよ、
という親切丁寧な解説付だった。

「アメリカ人が好きそうだねえ、こういうの」

うん。ついでによく見ると、
船体横の絵だとゴジラに尾ビレまで付いちゃってるね、これ。
もはや乱暴な金魚なんじゃないか、という気もするが、
はい、とりあえず今回はここまで。


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