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■夕撃旅団北へ JR東日本が2月14日のヴァレンタインデーから3月14日のホワイトデーまで限定で発売する乗り放題切符、キュン♡パスを利用して行ける所まで行く日帰り旅行をやって参りました。ちなみにキュン♡パスは♡マーク付が正式名称となります。正気かJR東日本、という感じですが。ちなみに平日限定なので、有給取っての利用です。 今年は一日乗り放題券だけでなく、二日券もあったのですが、一日券が1万円、二日券が1万8000円。今回訪問した盛岡まで新幹線のはやぶさ&こまちで片道17190円、往復3万4380円。つまり一日券なら1/3.5という驚異的なお得な切符なのに対し、二日券だと半額にもならないのです。よって二日券の正しい使い方は、初日に盛岡まで往復、家に帰って寝て、翌日は新潟まで往復、といった使い方しかなく、無意味なので今回は日帰り強行の旅としました。 結果、総利用距離は1100km越え、活動時間は16時間というなかなか盛大な旅となりました。陸路での移動距離としてはこれまでの人生最大の一日となったのです。 ![]() とりあえず未だ見ぬ東北の街、盛岡まで到達して来ました。 これまでの本州最北端到達地点は山形の天童だったので、100q以上の記録更新です。ちなみにJRの営業キロだと東京駅から535q、大阪駅の553kmとほぼ同じ距離ですが、東海道新幹線はグネグネと曲がりくねって走るので、実際の直線距離だと盛岡までざっと450q、大阪までは394q、盛岡の方が遥かに遠いのです。東海道&山陽で言えばほぼ東京〜姫路に匹敵する位置です。 ![]() 初めての盛岡、全く雪が無いのがちょっと意外でした。太平洋岸と言えば太平洋岸なんですが、まだまだ冬のこの時期にこの状態というのは意外でした。東北、必ずしも首都圏の人間が想像するほど雪国では無いんでしょうかね。 ![]() 盛岡は都会ではないけど、雰囲気のある街、という印象でした。それなりに賑やかな街ですが、実は人口では28.4万、30万人を切っており、この点もまた意外でした。これは都道府県の都庁、府庁、県庁所在地の人口としては38位で、実は秋田市より人口は少ないのです。逆に面積では7位とトップクラスなので人口密度では44位となり、その下に位置するのは青森、鳥取、山口のみとなります。それにも拘わらず盛岡はそれなりの規模の街で、個人的には長野、山形辺りとなら互角以上に戦えると思います。この辺りはかなり不思議な感じでした。 ついでに、今回調べて見て、人口と人口密度で見ると秋田が意外に頑張っているのに気がつきました。人口でなら仙台に次ぐ東北で第二の県庁所在地なんですよ。ちょっと興味が出て来たのでいずれ訪問してみたいと思っています。 ![]() そこから2020年秋に訪問して以来、3年半ぶりの仙台にも立ち寄って来ました。両者はすぐ近所、ガッツがあれば歩ける距離、あるいはせいぜい福岡と北九州と同じ50q程度の距離だと思ってたんですが、実際は直線距離で160qあり、新幹線でも各駅停車だと1時間を超える距離です(指定券無しで乗れる東北新幹線は仙台〜盛岡間は全て各駅停車)。これは直線距離で東京〜静岡、神戸〜名古屋に匹敵する距離ですから完全に異なる都市圏となります。 ![]() そして今回の仙台訪問では前回見逃した痛恨の場所、多賀城遺跡を見て来ました。西の大宰府、北の多賀城、これで平安期の日本を代表する決戦城砦を完全制覇です。大宰府よりは規模は小さいですが、それでも思った以上のもので驚きました。 ![]() さらにこれまた前回見れなかった、夜の仙台の怪しい地帯を訪問して来ました。といった感じで、めちゃくちゃ楽しかったです。では近日連載開始予定。 |