中に入ると、職員さんなのか案内ボランティアの方なのか、数人のオジサマ方がいらっしゃっていろいろ話を聞かせてくれる。個人的に感動したのはこの建物の柱も曲がっている木をそのまま使っている点。江戸中期までこれやってたのね。表面はキレイでカンナ掛けはしてあるようですが、経年変化でピカピカになっちゃった可能性もあり。

ここにもキリコが飾ってありましたが、特に神棚とかでは無くてもこんな感じに貼り付けてあったんですかね。



天井の内側は竹で組まれていました。こういった構造は初めて見る。東北には多いんでしょうかね。そしてこの建物も重みで構造を支える重力式。すなわち釘を使ってません。だからこそ数百年持つんだろうなあ、と思う。

ついでに言えば異常に屋根が高く、外から見た時、内部は二階建て構造じゃないかな、と想像していたんですが、実際は何もない空間でした。しかも天井板も無く、屋根の茅葺まで突き抜けた状態。この構造の利点をしばらく考えたんですがよく判らず。内部で派手に火を焚くとかで煙が籠らない構造?でもなんでそんなに火を焚くのか。謎ですね。

といった感じで見学は終了、急ぎ多賀城跡の見学に向かいましょう。



遺跡は駅の反対側の北側なので、これを越て行きまする。



政庁跡を中心に公園になっていると聞いて居たのですが、これですかね。とにかく案内通りに行って見ましょう。



どうやらあっているようです。

NEXT