宇都宮前後から窓の向こうにはずっと山が続いていて、見ていて飽きませぬ。



この辺りが那須岳じゃないかと思いますが、これも確証は無し。



宇都宮の先で最初に現れた都会、福島。実はこの手前の郡山の方が人口は上なんですが、車窓から見るとこちらの方が賑やかな印象を受けます。

ちなみに東北の人口上位の三都市の内、二つまでが福島県にあり、かつ県庁所在地じゃないんですよね。ダントツの一位である仙台だけが県庁所在地で、二位は福島県郡山市、三位は福島県いわき市なのです。すなわち福島市は県庁所在地なのに県内で人口三位という街だったりします。それでも結構都会のように見えますがね。

ついでに述べて置くと東北最大人口を誇る百万都市仙台は特異点としか言いようがない街で、それ以外だと人口50万を超える都市ですら東北には一つも無いのです。人口二位の郡山市で31万人、これといわき市、秋田市が辛うじて30万都市であり、後は全て人口30万以下の都市となります。ちなみに今回の最初の目的地、盛岡は人口28万で、東北で5番目の人口の街となります(4位は秋田市)。

ちなみに北海道も事情は似ていて、札幌が日本有数の大都会なのに、こちらも人口50万を超える都市はゼロ、32万人の旭川が唯一の30万都市なのです。

この辺り、個人的に長野(人口37万)〜宇都宮(人口51万)線と呼ぶ位置から北では人口35万を超える大都市が消えてしまい、その中で仙台と札幌と言う特異点が輝いている形になります(長野、宇都宮は地元の人でも気づいて無いことが多いが緯度的にほぼ同じ36度5分付近。誤差は1分=1海里前後である)。



福島を出てから見えた特徴的な山。一瞬、噴火口跡かと思ったんですがこの一帯に火山は無いはず。帰宅後に確認したら半田山だそうで、かつては銀山だったそうな。でもって、この辺りから少し天候が崩れ始め、同時に「神に愛されない男の試練第二章」が始まる事になります。すなわち突然、車両が減速、何事だと思ったら天候不良のため減速します、との事。えええ、という感じで最終的に20分近い遅れでの運行となるでした。トホホ…



幸い、天気は間もなく回復、山の上に見覚えのある三本アンテナが見えて来ました。どうやら仙台ですね。

NEXT