さて、今回のオマケ編は木之本周辺で見かけたモノたちだ。

「さいですか」

ではまずはこれ。田上山砦跡で見かけた、例の火の用心札の亜種だ。



「…」

………

「真ん中の一字が抜けている?」

と思ってしまうところだが、子供の字に見えるからなあ、それは大人の汚れた心が辿り着く結論のような気がする。

「じゃあ、何が言いたかったのさ」

…ええと、そうだな、地球損害保険、略して地球損保。

「言ってる意味が分かりません」

地の果てまで散歩?

「死ぬよ」

まあ、あまり深く考えないでおこう。

「さいですな」



でもってお次はこちら、先に見たつるやパンの看板商品、サラダパン。

ちなみにこの英語表記は根本的にあれで、止めた方がいいと思うぞ、これ。サラダとロールの間に一字空きが無い上に、英語でサラダロールは野菜中心の巻きずし、あるいは生春巻きを指すのが普通だ。そもそもこんな長細いロールパン、地球上に無いだろう。

「さいですか。それだけで取り上げたの?」

いや、まさか。このサラダパン、昭和の匂いがするコッペパンに具を挟んだ商品なのだが、さて何が挟まっていると思う?

「パンにサラダって、そりゃポテトサラダとか、マカロニサラダとか」

貧弱、貧弱だぞペロ君、その想像力で21世紀の世界で戦えると思ってるのかい。

「何で犬が世界で戦う必要があるんだよ」

残念だったね、正解はタクアンのマヨネーズ和えだ。

「話を聞…え?はい?」

タクアンのマヨネーズ和え。あえて言うならタクアン サラダだ。

「はい?」

私も50年を超えてこの世界で生きているが、そんなモノが存在するとは想像すらしていなかった。完敗だよ。

「はい?」

しかもこれ、琵琶湖東岸のソウルフードを名乗りながら、翌日、関ケ原の向こう、隣の県の岐阜駅でも売ってたんだ。

「はい?」

といった感じで今回はここまでだ。

「はい?」


BACK