では今回のオマケ編、行って見ようか。余呉湖畔から木之本でで見かけたものたちだ。

「さいですか」

まずはこれ。



「まだあるんだ…」

いわゆる有害図書回収箱、首都圏ではほぼ見かけなくなったが、地域によっては意外に残ってたりするんだよ。ついでにホントのポストとシロクマの絵に挟まれている状況は奇跡のようなコラボレーションだと思った。

「今の若者も持ってるものなの」

私も正確なデータを持っていないが、今はネット時代で、スマホによって一人一端末と言う銀河帝国史上初めて迎える時代になってしまったからなあ。むしろここに投入できるブツを確保する方が大変だろう。

「だよねえ」

あと昔聞いた話だけど、ペットと園芸の雑誌が多量に投じられていた事があって、単なる古本回収と間違えたのか、それともそういった「需要」を持った人類が実在するのか判断に困ったそうだ。

「だ…だよねえ…」



「…誰?」

木ノ本駅で見かけた佐吉くんだ。恐らく石田三成の幼名が由来だと思うけど、彼の地元はもっと南で、木之本はちょっと違うだろう。ただし帰宅後に確認したら10年以上前に開催されたイベント用のキャラで、その終了後に引き取られたのかもしれん。

「…微妙?」

まあ正直、それ以外の言葉は無いな。ちなみに木之本だったら、この北、北国街道現国道365号沿いの小谷の集落は佐吉君のマブダチ、ボールじゃなくて鉄砲撃つ方の大谷こと大谷吉継の出身地との伝承がある。そっちの方が人気高いんじゃないかと思うけどね。そもそもあの二人が意気投合したのは秀吉大好きというより、同郷のよしみじゃないかと思うし。

「有名人の出身地だらけだな」

ついでに羽柴の頭脳、黒田官兵衛の黒田家はこの一帯から姫路周辺に出て来た一族、という伝承もあるのよ。

「マジで凄いな」

まあどちらの伝承の域を出ないんだけどね。ちょっと真面目な話になったとこで今回はここまでだ。
 
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