その先で木立の向こうにチラッと見えるのが小沼。ここに近づく道は無いためこれが限界です。尾瀬沼周辺の沼の中では最大級の物の一つ。この先の山上には治右衛門池というこれも大きな池があるんですが、こちらも近づくための道がなく通常は見る事ができません。



最近、日本中の山地どころか地方都市で問題になってるクマの増加は尾瀬も例外では無いようです。写真禁止とあるので、ツキノワグマはそういった面の法的な問題に敏感なのだと思います。ついでに都市部でも最近はクマが見かけられるようになっており、ヒョウが1000万都市の町中に入って来るインドみたいになって来たな、と思う。まあインドの場合は首相官邸の裏で野生の猿がゴミ箱あさってたりするので世界がちょっと違いますが。



この一帯は全体的に木道がやや荒れており、ちょっと足元注意で進む必要があり。



小沼と尾瀬沼に挟まれるような位置にある小沼湿原。ここから先、尾瀬沼山荘までの沼南岸には小さな湿原が散在するだけで、以後はひたすら山道の中を進む事になります。正直、風光明媚な尾瀬とは無縁の世界になってゆきます。



その湿原の途中で後ろから来た若者に追い抜かれる。30代のころは自衛隊のレンジャー部隊と全く荷物を持たずに走って山登りやってる連中(昔は居たのよ)以外に追いつかれたことは無く、老いたなあ、と思う。

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