さて、朝日と共に、次の寄港地、利島（としま）が近づいてきました。これも見ての通りの典型的な火山島です。ちなみに島の最高峰地点、宮塚山の頂上は508mあり、あの小さな島ですら、我本籍地、千葉県の最高峰を超えてるのね、と思う。フフフ、大丈夫、馴れてるさ、こういうの。

船上で向かえる初めての朝はなかなか感慨深いものが。これで、自家用車、バス、鉄道、飛行機、船で朝を迎える事に成功、あとは宇宙船くらいか。

で、利島の方を見ていたら何かが一斉にジャンプする。あ、イルカじゃん、と驚いてカメラを構えるも、なかなか上手く撮影できず。矢印の水しぶきが連中がジャンプした跡で、右端でちょっと尾びれが見えてます。この一帯に居ると言うことは恐らくミナミハンドウイルカでしょうか。

最後の最後に、一匹だけジャンプしてくれて撮影に成功。「なんか船上に頭悪くて撮影に失敗してそうなヤツが居たからもう一回だけ飛んでやるか」という感じでした。感謝。ちなみに全部で4回前後、船の艦首脇でジャンプしてたんで、恐らく意識的に平行に泳いで飛んでいます。となると20ノット（約37kmh）近い速度が出るんだ、イルカ。ついでにホントに平行して泳いで遊ぶんだ、と思う。先行してるので、波で遊んでるわけでも、渦を利用して加速してるわけでもなく、自力で競争してる感覚だと思います。陸奥湾のフェリーとかはイルカで有名ですけど、東京の島でも見れるんですね。

などと大興奮している内にどんどん遠くなる大島。この一帯は比較的島ごとの間隔が広いのです。