西表2023

さて、昨年に続いての西表島旅行記を開始しますが、この一年で西表島の横に謎の火山島が出現したとか、島がアンドロ梅田星人の支配下に入ったとかいった劇的な変化は一切無かったので、石垣島も含めて今回の基礎知識編は割愛とします。どんなところだかもはや完全に覚えてない、という方は、お手数ですが昨年の旅行記で書いた基礎知識編を見といてくださいませ。



昨年の大名飛行旅行とは打って変わって今年は貧乏平民旅行としたので、飛行機は成田空港から。よって近所の京成上野駅から空港に向かいまする。

成田空港は2021年夏の北海道の行きの便以来だったのですが(帰りの便は機材不良の欠航により別の便で羽田に戻った)、現在、ほとんどの時間で上野発成田空港行きの普通列車(無料特急)が無くなってしまったと知る。上野、あるいはJR乗換駅の日暮里から空港まで直通で行こうとすると、馬鹿みたいに高い、通常運賃の二倍取られるこのスカイライナーを利用するしか無いのです。ちなみに運賃が二倍と言うのは新幹線よりも高倍率の設定でして(余程短距離の利用以外)、強気にもほどがあるだろう京成電鉄、と思う。

今回は時間が無い事もあり、他に手は無く、この超ブルジョワ電鉄、スカイライナーを利用する事に。同じ車両の回送電車を利用したちょっと値段抑えめの特急、イブニングライナーは何度か使った事がありましたが、何十年も京成沿線に住んでいながら利用するのは実は初めでです。14時35分成田発なので12時過ぎのスカイライナーで京成上野より出発ザンス。

 

あまりにガラガラで不安になる。

上野からは同じ車両に四人しか乗って来ませんでした。ただしJR線乗り換え駅である日暮里でそれなりのお客さんが入って来ましたが、それでも半分埋まらず(上野でも乗り換え可能だがちょっと歩く距離が長い)。こんだけ訪日客が溢れる中でこれって、やっぱり高すぎるんじゃないの京成電鉄さん、と思う。ついでに帰りもスカイライナー利用だったんですが、Wifiが死んでいて車内で全く使えず。高すぎるんじゃないの京成電鉄さん、と思う。



今回は格安航空のピーチ航空で石垣島空港直通便としたのですが、出発は貧乏人の空の玄関第三ターミナルではなく、第一ターミナルからでした。恐らく系列会社のANAがこのターミナルからだと思いますが、第二ターミナルを根城とするJAL利用が多い筆者は恐らく初めての第一ターミナル利用でした(ほとんど記憶が無い20年以上前、今は無きノースウェスト航空で一度だけ利用したような気もする)。こちらも昔懐かしい保安検査場跡が残ったまま。邪魔だからとっとと撤去すればいいのに。



なのでどこに行けばいいのか全く判らない。とりあえず国内線の案内に沿って進みます。



この長いトンネルの先がチェックインと手荷物預けの窓口でした。

でもって今どきのチェックインゆえ、予約確認メールに付いて来たバーコードを機械に読みとらせて終わりなんですが、手荷物窓口が予想以上の大混雑で焦る。結局ここで40分近く掛かってしまう事になりました。これは格安航空ゆえ窓口が二つしか無いのに、その一つをヨーロッパ系の典型的な馬鹿外国人が塞いでしまっていたからでした。話を聞いてると預入れ荷物が重量超過、持ち込み荷物も重量超過、受け入れを拒否されたのに対して延々とゴネてるのでした。ああ、この手の馬鹿外国人がコロナ明けで復活して来たか、と思って先が思いやられたのですが、実際、この後石垣島に渡った後もその手の欧米系の観光客に迷惑を掛けられまくる事になります。有名な観光地でもない日本の地方にわざわざ行こう、なんてモノ好きなヨーロッパ系の人間は昔から変なのが多く、連中、タチの悪さでは中華系の比では無いですからね。まあ普通に良い人もちゃんといますが。

ちなみに窓口のお姉さんも、あまり馴れてないのか、わざわざ論争に付き合ってしまっていたのも揉めた一因でしょう。あの手の馬鹿はどこまでも屁理屈を並べますから、それは最悪の対応です。決まりなんだからダメ、Rules are rules、の一言で一蹴してしまうのが正解。議論に持ち込むといつまでもゴネますが、意外にルールだから、の一言は効くんですよ。

とにかく荷物預け入れでエライ時間が掛かってしまってちょっと焦ったんですが、幸か不幸か出発便が30分遅延となって、最低限の時間的な余裕は確保できたのでした。ここで今回も同行する事になった地雷映画男と無事合流、出発窓口に向かいます。



手荷物検査は意外に簡単に突破でき、辿り着いた出発窓口がここ。あれ、一階、地上階じゃないの、これ。となると搭乗橋は無し、バスで駐機場まで向かうのか。まあ、格安航空だからね、仕方ないね。

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