さてペロ君、今回のオマケ編は福岡自販機観測その2だよ。今回は天神地区の街角で見かけたものだ。

「さいですか」

栄えある紹介第一号はこれだ。ちなみにこれも筐体は「ど冷えもん」を利用してた。

「さいですか」



「焼き鳥かあ。ホントになんでもあるね。これも冷凍?」

冷凍だね。これも実在のお店の商品らしい。九州から四国、及び中国地方で展開してる居酒屋さんの焼き鳥だ。

「商品の種類も豊富だ」

いや、実はこれ分身の術。

「はい?」

ちょっと字が小さくて読みにくいかもしれないが、よく見てもらうと同じ商品が幾つも入ってるのに気が付くだろう。

「あ、ホントだ」

前回見たピロシキ&ボルシチのように二点の商品表示だけでは弱いと思ったのかなあ。

「下に書いてある炭火でーホーホって何?」

それは炭火で一本一本だ。妙に読みにくい書体使っちゃってるのでそう見えるだけ。

「ああ、なるほど」



お次はこれ。さすが博多と言えよう。

「ラーメンか。カップ麺ではないんだよね」

違うね。ただし冷凍ともしてなかったので生めんで出てくるのかな。

「3食分で1000円ならお得じゃん」

いや写真はちょっと嘘で1000円で出て来る3食分は麺とスープだけ。チャーシューはもちろん、その他の乗せ物も一切含まれない。それらは別売りで、下の黒い部分で売られているトッピングセット3食分1000円を買う必要があるんだ。なので3人分で2000円だから、1人前で約667円。お店で食べれるラーメンが700円前後からある博多ではかなり微妙な値段設定だろう。

「それだけ強気に出れる美味しさなの」

その点は買って無いので何とも言えん。

「…んんん、あれ、この黒い帯部分がトッピング用のボタンなら、ラーメン本体はどうやって買うの」

それは上のラーメン写真に埋め込まれた牛のおっぱいのごときボタンを押すんだ。

「あ、ホントだ。こっちにもボタンがある。微妙に判りにくいな、これ」

それはその通り。どちらのボタンにも1セット3食分入り、としか書いてないから間違えて買っちゃう人、結構いるんじゃないか、これ。

「あれま」




ちなみに魚介だし醤油と味噌もあったけど、こちらは半分の面積で同居していた。やはり博多では豚骨が幅を利かせてるらしい。

「黄金比って何が黄金比なの?」

その点は全く判らんが、発売元が日本ラーメン科学研究所だからな、大丈夫だろう。

「大丈夫かあ」

カッコいいよな、日本ラーメン科学研究所。世界ラーメン統合参謀本部とか、東アジアラーメン宇宙開発事業団とか、どんどん出てきて欲しいものだ。

「そうかね」

いやこれ、まだまだ土俵の上には幾らでも金が埋まっている状態だぞ。

「言ってる意味が判りません」

といった感じで今回はここまでだ。

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