駅構内の構造も基本的には往時のままのようです。



全体的にいい雰囲気なのですが、残念なことに駅舎内にスターバックスがあるのでした(個人の感想です)。



駅前に出る。最近よく見る車を締め出して歩行者の空間にした形式のもの。周りの建物も全体にレトロ。右手に見えている洋館は旧三井俱楽部の建物らしいです。ちなみに三井倶楽部は現存する日本の会員制倶楽部の一つですが(イギリスの馬鹿貴族趣味の影響で日本にも倶楽部があった時代が存在したのよ。それを未だに続けているオポンチな皆さんが現存するのよ)、ここは戦後に国鉄に譲渡され、さらに北九州市が引き取って現在に至るそうな。



駅舎を振り返る。 おお、カッコいい。



ちょっと離れた所から全景を。ここは重要文化財に指定されているそうで、すなわち東京駅丸の内側の駅舎と互角の戦闘力を持ちます。1914(大正3)年竣工なので、完成年も同じ。ただしこっちは基本的に木造なので、よりカッコいいです。設計も無名と言っていい鉄道院の工務課によるもので、この点も個人的には好き。ちなみに東京駅同様、21世紀に入ってから大規模な補修工事が行われ、2019年に工事が終わったのだとか。

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