さて、今回のオマケ編は福岡に置ける戦国事情についてだ。

「はい?」

よく判らんが、よく判らん感じに福岡は戦国だったんだよ。

「言ってる意味が、よく判りません」

だよね。なのでとりあえずは写真見て。



まずはこれ。天下の博多駅前にあったお店だ。ちなみに筑紫口の方。

「織田家の本家ではなく信長の本家なのね」

まあ織田の本家は事実上、滅びちゃってるからな。

「信長だって死んでるよ」

しかも右側には博多信長という別のお店もあるのよ。すなわちツイン信長店舗。

「左の信長本家はもつ鍋屋さんか」

いやどうもそれが、二階がもつ鍋で一階は焼き鳥らしい。

「そっちは同じ店なんだ」

なのよねえ。ちなみに焼き鳥屋さんのメニューは以下の通り。




「…なんで信長がハツで秀吉が牛タンなの?」

全く判らん。普通なら仙台方面との絡みで政宗だと思うけど。というか、そもそも牛タンは焼き鳥なのか。

「…なんで忍びの者が豚足なの」

全く判らん。そもそも固有名詞ですらないからなあ。

「このお店、信長を名乗る意味ある?」

ああ、それはどうも焼き鳥と戦国武将と言う組み合わせは福岡では普通らしいんだ。

「…はい?」



ほらね。

「うわお。しかも登録商標なんだ」

なのよ。まあ、家康さんも死後400年以上経ってから焼き鳥屋の名で登録商標にされるとは思っていなかったろうな。下手に有名人になっちゃうと死後何されるか判らん、の典型例だろう。ちなみにこっちは天神地区での撮影。

「どっちが強いの」

普通に戦ったら信長だろうね。おそらく勝負にならないよ。ただし焼き鳥の腕はよく判らん。史料も残っていないし。



ちねみにこちらは天神地区だけで二店舗あった。

「手前、おいしい居酒屋 浦島太郎も気になるな」

なるよね。アメックスカードも使えるらしいし。



そして福岡戦国の最後がこれ。博多駅前から港に行く途中、大博通りで見かけた名前たち。ちなみに小学校の建物だった。

「小寺休夢ってだれ?」

福岡の開祖、黒田官兵衛の一族の茶人らしい。実は私も初めて聞く名だ。立花統虎は宗茂の若いころの名乗りだが、立花統益と言う名は聞いたことが無いし、帰宅後に調べても判らんかった。ついでに毛利秀包(ひでかね)という人物も聞いたことが無いが、これは毛利元就の子の一人らしい。

「それ、小学校レベルの話じゃないのでは」

間違いなく学校教育ぶっちぎりの名前達だろう。まあ地域的にお隣さんの加藤清正はともかく、浅野長政もそれなりの知識が無いと知らんだろう、これ。

「なんかスゴいね」

うむ、これが博多の戦国事情だと思ってくれたまえ。といった感じで今回はここまでだ。

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