今度は御笠川が立ちふさがるのでした。どうすりゃいいの、これ…。向こうに橋が見えてますが明らかに鉄道橋、西鉄のものですから歩行者は渡れんでしょう。仕方ないのでスマホの地図で確認したら、この先で向こうの団地、下大利団地に渡れる橋があるらしい。

ただしそこまで行ってしまうと対岸の水城に戻るのは一苦労で、事実上無理。その代わり団地の向こうに西鉄の下大利駅があるので、もうそこから撤退してしまう事にする。まさかこの距離で撤収とは思ってなかったのちょっと無念。「今日は天気がいいし、唐と新羅の連合軍が来たら困るから水城で警戒に入ろう」となったら、どうするんでしょうね、これ。地元の皆さん、国防を放棄してる?



その先で川の下に降りる階段があり。ただし現在は立ち入り禁止のようですが、これが水城の船着き場跡らしいと帰宅後に知る。すなわちサンダー道真閣下が上陸した伝説の地です。まあさすがに現存のものはずっと後の時代のものだと思いますが…

ただしここも向こう側に渡る手段が無く、進退窮まってしまったか…と周囲を見回すと少し東側で水路が狭くなっている。ただし渡り板すらないので、いい歳したオッサンが助走してジャンプによる突破となりました。



そこにあったのが老松神社という名のこの神社。鉄筋コンクリート造りの神社は珍しくないですが、正面までアルミサッシのガラス張りってのはあまり見た記憶がありませぬ。…これ、設計段階で止める人間、居なかったのかいな…

ついでに祭神はなんと菅原道真閣下。閣下を祭りながら天神でも天満宮でもない神社ってあるのね。さらに帰宅後に確認してみたら福岡には複数の老松神社があり、どれも道真閣下が祭神でした(他の神様と合わせて祭神とされる所もあり)。…梅との件は遊びだったのね、と思う。とういうか松と梅がありなら、道真閣下に関し、何らかの形で竹もある?



ここでようやく渡河となります。ちなみにその名も水城橋。



下大利団地は首都圏でも見かける、昭和な感じの駅前団地でした。ちょっといいですね。

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