奥に行くとなんだか有機的な構造のゴチャゴチャした建物でした。面白いと言えば面白いのですが、向こう側に行くのにグルリと回り込む必要があったりしてちょっと不便。ついでに自分がどこに居るのかも良く判らん。

かつての九龍城(外を回っただけで中には入らなかったけど)、旧秋葉原のラジオ会館といった、結果的に迷宮のようになってしまった建物は大好きですが、わざわざ意識的にゴチャゴチャさせるのは馬鹿としか思えんのであまり好きでは無いです。でもって六本木ヒルズの低層部とか、大阪難波の南海駅の上、なんばパークスといった建物を連想してしまうんだが…と思って帰宅後に確認したら、案の定、ジョン・ジャーディの設計でした。あの男の設計は馬鹿の一つ覚えで何が楽しいのか私にはよく判りませんが、日本の建築会社の皆さんは何故この男が好きなんでしょう。

ラスベガス時代の設計のような一連の馬鹿建築設計は面白いし好きですが(ラスベガスの北の果てにあるフレモンントストリートの巨大ディスプレイ天井やストリップ周辺に並ぶホテルの内、トレジャーアイランドやパームスなど複数のカジノホテルの設計はこの人)、日本人相手に商売するようになってからはロクなもの造って無いでしょう(後期の作品はほとんどが日本。他に電通本社ビルもこの人)。幸いにして故人ですけどね、すでに。



有機的というか不便この上ないと言うか、そういった建物でした。…あの、もしかして下に見えてる池がキャナルシティのキャナル?そんなオチじゃないよね?



いろいろ迷ってどこに何があるのかよく判らんまま出口に到着。なんだこれ、と思う。



そのまま外に出てしまいました。上の方にラーメンスタジアムなる看板が見えてちょっと気になったのですが、この建物の中で探し回る気にならず撤収とする。



目の前の駐車場に凄い名前の観光バスが停まってました…。ちなみに同じ名前の会社が大阪にもあるのよ。フフフ…

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