その先から晴海運河に入ると、間もなく隅田川。奥に見えてる青い橋が永代橋です。 その永代橋の下を潜って北上すると、左手に白い橋が見えてきます。あれが日本橋川の入り口です。この辺りは何度もウロウロしてますが、当然、水上からは初めての訪問です。ドキドキしますな。 その入り口に掛かっているのが豊海(とよみ)橋。 1927(昭和2)年に掛けられた橋で、都心部に多い、関東大震災後に再建された近代橋の一つ。中央区指定の文化財になっています。強度を受け持つ白い鉄骨骨組み部分と、人と車が通る車道&歩道部分が別構造の独特な形状を持つ橋で、夜間にライトアップされてると、とても絵になる光景となります。水上から見るとこんな構図になるのかと知る。 底を通過してドンドン奥に進みます。この日本橋川は江戸期から流域もそれほど変わって無いはずですが、高度成長期にコンクリートの護岸工事が行われた結果、地上からはほとんど見れない幻の川になってしまいました。なので河口から日本橋に至るまでの風景はこれまた初めて見るものとなります。 奥に見えてる湊橋も1927(昭和2)年に掛けられた橋のひとつです。 途中の河岸にズラリとサギが並んでました。神様からの、私の人生に対するメッセージでしょうか。 この一帯は地上からは全く見えないので、こういった河岸がある、というのも知りませんでした。いやはや、どんだけ発見があるの、本日は。ちなみに現在は干潮で、満潮時にはコンクリート壁の黒くなっている辺りまで潮が満ちるはず。 湊橋を潜った先で首都高6号線が日本橋川の上に合流してきます。ちょうど画面右側の辺りに箱崎の料金所があります。土地の無い都心に高速道路を通すために日本橋川を利用した結果がこの風景。飯田橋の手前まで、ずっと上を高速道路が通り、他ではなかなか見られない景観が続くのです。ちなみに日本橋の手前、江戸橋の辺りはジャンクションになっており複数の首都高が入り乱れて入れ替わります。よってそこから先、皇居横の一橋までは都心環状線、いわゆるC1線となり、その後、今度は5号線が神田川との分岐点、東京ドーム直下まで続くのです。 |