■首都圏縦断日帰り旅行

ダメ人間兼コックと休日が一致したので首都圏を縦断する日帰り旅行をやってきました。少々無茶な日程であり、このため体力的な問題からダメ人間兼コックは途中リタイアとなってしまうのですが、面白かった事は確かなので、ここで旅行記にまとめて置きまする。

まずは、知事引退後にプリキュアデビューを目指してると噂される百合子ちゃんが率先して開場させた豊洲の市場から。未だに訪問したことが無かったので、この機会に訪問してみたのでした。

ちなみに豊洲市場はゆりかもめ線の駅を中心に南西(水産仲卸売)、南東(水産卸売)、北東(青果)に別れて大きく三つの建物があります。北西が空いる理由は乾方向の天文を衝いた陰陽師による呪術攻撃を警戒したためだと思われます。やるじゃん百合子ちゃん。ただしそれ以前にこの市場は観光的に完全に負け犬なのだ、というのを今回の見学で思い知る事になりますのです。



さて、まずは南西にある水産の仲卸市場に向かいます。ちなみに水産市場は西の「仲卸」、東の「卸」に別れるのですが、その違いは未だに判りません。なぜならば現地に何の解説も無かったからです。まあ、そんなのは序の口なんですけどね。

とりあえず御覧のようにベラボーに長い建物であり、ざっと400mあります。でもってその見学コースは駅から一番遠い画面最奥にあるので御座います。さらに加えてステキな事に、ゆりかもめの市場前駅はこの建物から250m以上北に位置するため駅から見学コースまでほぼ0.8qの距離を歩くことになります。上級国民などを除く一般人は送り迎え無しで駅まで往復するしか手が無いので、生きて帰るには自動的に約1.5kmの距離を歩くハメになる、という事です。なんで駅から一番遠い場所に見学コースを造るのよ…。設計者は死してなお健康でいたい運動好きか、底抜けの馬鹿かのどちらかでしょう。どちらにしろ地獄に落ちろと思いました。



その長大な道のりを超えて辿り着いた通路…と思ったら、これが見学コースだと知る。…見学コース?



よく見ると、通路の左右に小さい窓がある。えええええ、これで「見学」なの。



そこからの眺め。ウフフフフフ、たくさんの発泡スチロールの箱がとてもキレイでしたわ。
…この設計者は地獄に落ちて毎日うさぎ跳び3qを課されるべきだと思いました。ここまで労多くしてガッカリな観光施設は初めてで御座います。



その奥にあるエスカレーターで上の階に上ると、ちょっとした商店街がありました。ただし特に何がある、というわけでは無く、ここまで来てわざわざ買い物するようなお店ではありませんでした…。かといって市場関係者の人達が利用してる様子も無く、何がしたいんだこれ、というのが正直な感想でございまする。

築地はいろいろ問題もあったけど、この百倍は面白かったぞ。オレの吉野家一号店を返せと思う。

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