一番判りやすい、「D」周辺の明あるさを上げてみましょう。

…判りますかね。光っている二つのホシモドキの他に、光ってないのが最低でも8体写っているのです。そしてこれは他の場所でも同じで、光っているホシモドキの周りには最低でも3倍以上の数が周囲に浮かんでいます。不思議なことに、同じような位置にあるホシモドキは全てほぼ同じ方向を向いて、似たような形状になっている、という特徴があります。この辺り、やはりレンズの光学的な歪みの可能性も…と思ってしまうところですが、以後、同じような写真が一切撮れておらず、再現性がゼロなのでとにかく何かが写っていた、と判断して置きます。

そしてこの推論が正しいなら、我々はこのホシモドキの大群のすぐ側にいた、という事になります。さらに言うなら、真上方向、頭上の写真は全てブレて失敗してるので、これもホシモドキの可能性があり、だとすると我々はこれに包囲されていた事になります。

でもって、なんで私の写真にはこんなに大量に写っているのに、地雷映画の動画には一体のみなんだ、と思って再度詳細に確認してみたところ…

 

居ました、もう一体。ズームを掛ける前の最初の数秒間、右側にもう一体居るのです。すなわち単体ではなく群れで出現している、という事になります。いやはや、次々と色んな事が出て来るな、これ。確認のため、再度動画も掲載して置きます。6秒目までの画面右側に注目してください。





ただしそれでも疑問は残ります。
まず、私の写真では例の高速変化の様子が見られない点。露光時間は1秒間ですから、動画のような激しい変形をするならこんな像にはなりませぬ。そして色も固定なこと。ピントの合っている写真二枚は、どの固体も色に変化はなく、すなわち二秒以上に渡って色に変化が無いのです。これも動画に写っていたホシモドキとは大きく異なる点です。人間に近づくと反応する、故にあの固体だけ激しく変色と変形を繰り返し、そのチラつきに地雷映画男が気が付いた、という可能性などがありますが、何せ情報が少ないので、ここでは事実関係の確認だけにしておきます。とりあえず、西表島の夜の空には何かが居るようだ、という事だけはほぼ確かだと思われます。多くの人々は西表で素敵な星空を見て来たつもりかもしれませんが、それは星では無かった可能性があるかと。

といった感じで、今回はここまで。とりあえず、カメラのレンズ、あるいは受光部による光のイタズラ、の可能性を完全には否定しませんが、どうもそうでは無いような気がする、としておきます。ちなみにあまりに気になるので、夕撃旅団参謀本部と、巻き込まれ被害者である地雷映画男は近日中に再戦を計画しております。その辺りはまたいずれ。



*追記

この記事には関しては2023年の再訪で新たな発見があり明確な結論が出ています。そちらも 読んで置いてください。

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