周辺のマングローブ林。なるほどこれほどの干満差があると、こういった根っこでないと生き残れないのね。 だいぶ滝に近づきました。もっと側まで行けそうだったんですが、なんと、ここで夕立になる。ええええ、さっきまで晴れてたのに。南国の天気は女心の三千倍予測がつかぬと知る。残念、ここから無念の撤退とします。 振り返って見て、思った以上に奥まで来ていたことに気が付いた。しかしこれだけの干潟がごく普通にあるの凄いな。西表は奥が深いぜ…と思ってたんですが、まさかこの場所で、後ほど空中浮遊する正体不明の「何か」と遭遇する事になるとは夢にも思ってませんでした。ついでにいずれはゴム長靴持参で再訪し、歩き回って見たいなとも思う。 とりあえずホテルに帰還。昨日利用した予約制のレストランは午後7時から9時まで、今回我々が申し込んだホタル観賞ツアーも7時から9時まで。すなわち打つ手なし。よってスーパーで買って来たパンとおにぎりが夕食でした。フフフ、なれてるさ、こんな旅。 でもってツアーの会社は例のイリオモテヤマネコ像のある入江の向こう側なので、再度ここに。そしてこの駐車場から約1qほど東、山の上からこの水面上の高さまで下りて来る坂の途中でイリオモテヤマネコの親子に遭遇していたのです。 運転中の私は全く気が付かなかったのですが、助手席から外を見ていた地雷映画男がツマラナそうに「今、歩道に猫が居た」とぼそっと言う。お前えええええええ、そりゃイリオモテヤマネコじゃねええかあああああ!と急ブレーキ後、カメラを握りしめて車を飛び出すと、20〜30m先でモフモフの子猫が歩道から山の中に走り込んで逃げるのが見える。確かに家ネコでないし、今の時期はイリオモテヤマネコの繁殖期と聞いていたので、恐らく間違い無くホンモノでしょう。私は子猫を一匹しか見てませんが、地雷映画男は横に居た親猫も見たそうな。 なんか今回、地雷映画男だけがちゃんと見て、私はその一部、おこぼれを貰っただけ、という事例が多いな。西表の神様は私より、地雷映画男の方が好きなのか。なぜだ、君は何かを間違っているよ、神様。 興奮冷めやらぬまま、再度入江を見ると、大分海水が入って来てますね。満ち潮になりつつあるようです。満潮時の干潟にはこうやって最初は川のように水が流れ込んでくるのだ、と知る。 そしてカンムリワシも見れたし、イリオモテヤマネコも見れた、なかなか貴重な日ではあったなと思う。まあ、この後、さらに強烈な「何か」にここで出会う事になるんですが(笑)。 |