驚いて飛び去ってしまいましたが、尾羽の線でカンムリワシだ、と気が付く。うおおお、初めて見た。同時にこれだけ巨大な鳥類の離陸も初めて見たのですが、えええええ、その姿勢で浮いちゃうの、という無茶苦茶な離陸で、どんなにデカくて重くても力があればねじ伏せてしまえるのね、というP-47やF-15みたいな鳥だと知る。猛禽類すげえと思う。というわけでこれが今回の旅で第二回の天然記念物遭遇となったのでした。西表島、天然記念物だらけだぜ。 その感動の最中も居眠りを続ける地雷映画男を乗せ、前日にその前を通過して気になっていた西表ヤマネコの像にて一時停車。県道が巨大な堤防の上を走り、入り江を横切る場所の根元にあるのがこのピカリャー像。気を抜くと直ぐにジャングルになるであろう南方の島で、これだけ整備されてる、という事は地元一押しの観光名所なのかもしれませぬ。 確かにいい立地でありました。 正面から見ると奥に巨大な入江があり、左手の霧が掛かった山腹に見える白い筋は西表島最大の滝、ピナイサーラの滝です。沖縄県内でも最大の滝であるそうな。ちなみに帰宅後に調べたら垂れ下がった顎鬚、という意味だそうですが八重山方言ですかね。 ついでに背後からの写真も載せて置きます。道路の反対側にも入江の水が広がっております。 なんとも独特な雰囲気で、なるほどここは信仰の島だと思う。 あの滝の下から身長100m位の真っ黒な人型が立ち上がって手を振って来ても、何の疑問も無く受け入れてしまいそうでございます。 …実際、この日の夜、ここで全く説明のつかない「何か」を見る事になります。ただし旅行から帰って来てきて半年以上、私はそれに気付いておらず、地雷映画男はなんとなく気が付いて動画まで撮って置きながらノンビリした性格のために放ったらかしにしていたのです。この点は次回に。 ここは本当に神秘の島なのですよ。 |