さて、今回は11年前の訪問時に気になったあれやこれやの現状確認だよ、ペロ君。 「さいですか」 まずはこれ、なんば駅から見て高速道路挟んだ西側、徒歩1分前後であろうという一等地に建つあの蒟蒻会館だ。 「あー、あったね。健在だったんだ」 健在だったんだ。 でもってあれから11年、インターネットはさらに進化したはずと思って調べてみたんだが、大阪府こんにゃく協同組合なる組織に関する情報は全く判らずじまいだった。 「大阪の街のど真ん中に会館まで持ってるんでしょ?」 持ってるんだよなあ。 実はウチの近所というか自転車で10分前後の所に東京蒟蒻会館というのもあるんだ。知る人ぞ知るラーメン屋、栄屋ミルクホールの裏に建ってるよ。 でもってこっちらは日本こんにゃく協会という組織の所有で、キチンとした一般財団法人だった。まあ、一般財団法人がキチンとした組織かはまた話は別だけど。 「で、そことここの関係は?」 全く分からん。日本の中でも大阪だけが独立した別組織なのか、それともそもそも全く無関係なのか。日本のこんにゃくの世界は我々が思ってる以上に複雑怪奇のようだ。 「あれま」 ついでに今回調べて初めて知ったんだけど、蒟蒻の英語表記はなぜかKonjac なんだよ。 「…なるほど、人類も犬族も知らない闇がありそうだ」 でしょ。 そしてトリコロールカラーの自由のシンボル、頭に角が生えた露出狂、奈良の「せんとくん」も健在だったよ。 平城京遷都1300年記念のキャラだと思ってたら、その後、奈良県の職員として再就職してたんだ。勇気ある採用基準を持つね、奈良県。 でもってこれも今回初めて知ったのだが彼はまだ子供で特技はダンスだそうだ。 「子供だったんだ!」 だったのよ。 なので冬でも上半身裸なのは個人の趣味ではなく、ご家庭の経済問題の可能性もあり、あまり深入りしない方がいいかもしれぬ。 「あれま、気の毒に。頭の角も?」 それは経済とは関係ないと思う。という感じで今回はここまでだ。 |