そこから建物を振り返る。いやもう美しいですね。
あまりに感動したので、帰宅後に確認したら1991年6月に亡くなられた浦部鎮太郎(しずたろう)さんの設計でした。ちなみにここの開園が同年10月なので、浦部さんは完成を見ずに亡くなられた事になります。
正直、よく知らない人だったのですが、調べて見たら横浜の大佛次郎記念館と開港資料館の新館の方を設計された方だと知り、ああ、なるほどと思う。

ハーブ園内の一連の建築物は、実に良い建物でした。ちなみに展望テラス一帯は2011年のリニューアルで造られたものらしいので、浦部さんの設計とは別らしいです。



そして屋外に置かれてるにも関わらず、とてもキレイに維持されてる椅子や机も見事です。見事な建築と見事な維持管理が重なると、ここまで素晴らしい存在になるのかと思う。



テラスの奥には足湯がありました。タオルを買ってだれでも入れるようですが、そろそろ時間的にきついので、ここは見送り。



温室の中に入ってみる。いいなあ、これも。



そこにあった「愛の像」なる彫刻。
どうも神戸は日本のバレンタインデー発祥の地を宣言してるらしく、その由来である聖ヴァレンチヌス(Valentinus)の出身地、イタリアの テルニ市から1993年に贈られたものだとか。ちなみに日本語の解説では聖バレンチノと書かれてましたが、ラテン語ではどう読んでもそんな発音にはならないと思うんですが…

ついでに英語表記だとStatue of Mother and Child、母子の像となっており、まるで別物なのも気になるところ。本来は恋人云々とは全然関係無い作品を送られてしまった神戸市が困惑した結果、勝手に名前を変えて、バレンタインデーとこじつけた説に100円。

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