その先の階段もこの風格。いやはや、凄い。そして素晴らしい。よくこれほどの建物を造り、そしてここまで維持してる事に心底、敬意を表したいと思いまする。

 
レストランもあり。まだ開店時間前でしたが、いずれにせよセットで3000円前後からのお値段で、ちょっと利用は諦める。
まあ、この後、別の施設で我慢できずに結構いいお金を払ってしまったのですが(笑)。次に来る機会があれば、ぜひ利用したいです、はい。



建物の外に出る。

いわゆるパチモン洋風建築であり、文化の上っ面を舐めただけ、という部分があるのも事実です。私はそういったものが死ぬほどキライなんですが、ここはその先にまで行ってしまった感じがあり、いやはや、感動しました。本当に凄いです。そして、その凄さはこの後も延々と続くのです、はい。

ちなみに当時の神戸市職員で、計画担当者だった方が回想記を残してるのですが、それを読むとドイツのヴァルトブルグ城をモデルとしたようです。ルターが新約聖書のドイツ語訳(厳密にはザクセン地方の方言だが)を行った城ですが、いやそれはちょっと違うような…。

私はヴァルトブルグ城を訪問したことが無いので断言しませんが、写真で見る限りでは別物のように見えます。そもそも当時は東ドイツ領ですから関係者も恐らく現地には入って無いはずで、「なんとなくゲルマン」な雰囲気でここまで造っちゃったんじゃないかな、と。逆にそう考えるとよくここまで造りこんだなという気もします。
さらにちなみにその人のよると、本当はもっといい屋根瓦や石垣の建材を使いたかったんだけど予算の関係でダメだった、と嘆いており、どこまでやる気だったんだと思う。バブル、恐るべし(笑)。

この段階で早期離脱などという考えはキレイに消し飛び、これは徹底的に見て置こう、と決心したのでした。



ハンモック休息から二階に直接上がってしまったため、見逃していた香りの資料館に引き返す。
先に見た見事なホールの一階にある施設です。

 
中はこんな感じで、ハーブから造られる香水に関する展示がいくつかあります。
正直、展示内容なやや地味なもので博物館として考えると微妙ではありますが、それなりに面白かったです。

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