その北側にあるのが、昭和な怪しいビル、味園(みその)です。この辺りは30年前からほとんど変ってませんね。

味園は今でも商業ビルとして営業中らしいのですが、コロナの関係かこの日は入り口が閉まっていて中に入れず。残念。ちなみに4階がホテルになっており、実は最初はここに泊まろうと思ってたのですが休業中で利用できず。これも残念。



でもってその東、堺筋を渡った先が黒門市場です。かつてはふぐ料理、うどん屋、寿司屋、そして鮮魚店などが並ぶ食道楽&大阪の胃袋に直結、というアーケード街だったのですが、11年前、最後に訪問した時にはだいぶ小奇麗になっていて驚きました。

さて、その後さらに11年、どうなったろうかと見て見る事に。

そういや、ふぐ料理屋さんも減っていたのか、今回、あまり見た記憶が無いですね。かつては東京だとちょっとした御馳走が焼肉、大阪だとふぐ料理、という印象があったんですが、この辺りも変ってしまったのか。



巨大な魚介類の吊るし物は健在でした。が…



全然、人が居ない。日曜の夕方でこれか、という感じでかなり驚きました。ここまで閑散としてる黒門市場は初めて。他の繁華街が賑やかだっただけに、余計にその寂しさが目立ちます。



中心部と言っていい通りに出てもこんな感じ。ついでにドラッグ系のチェーン店や観光客向けのお店が多くて驚く。
あれま、かつての黒門市場は死んでしまったのだと知る。本来、こういった街では無かったのに、下手に観光化してしまってじり貧になってる、という印象で、とても寂しかったです。

大阪の人たちはなぜ自ら大阪らしさを徹底的に殺したがるのだろう、と不思議な感じすらしました。ホントに残念です。

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