さて、今回のオマケ編の最初はこれだよ。

「はい、さいですか」



「…無料WiFi サービス?」

正解。ちなみに関西空港のもので、繋いだ瞬間にこの画面になるんだが、ようこそ、とか、ご利用のご案内、とかの文面を全て吹き飛ばして、いきなり「ワイファイ、タダやで!」と表示されるのだ。あまりに驚愕して、画面キャプチャーではなく、思わずデジカメで撮影してしまったよ。大阪に着いた瞬間にこれか、と。

「大阪っぽい?」

まあね。英語表記だと微妙にニュアンスが異なるけど、それでも大阪っぽいし。

ただし何か意識的、演出的なものを感じたのも事実だ。地が出た、という感じではないのさ。
実は今回の大阪行きでもっとも驚いたのは僅かこの10年で、大幅に大阪が大阪で無くなっていたことなんだ。

「大阪が大阪で無くなっていたってのは?」

それはおいおい、記事中で触れてゆくけど、私が初めて大阪を訪問した30年前は、おお、これが大阪だ、という大阪だったんだけど、今ではなんとなっく東京っぽい大阪になりつつあるんだ。

「どういうこと?」

昔の大阪はタコ焼き屋で儲かりまっか?と聞かれて0.5秒以内に「ぼちぼちでんな」と答えないとヨソから来たお上りさんの観光客と見られ、速攻でタコ抜きのタコ焼きにすり替えられるような厳しさがあったんだが、そういった面が極めて小さくなっていたんだよ。まあ、あくまで雰囲気としてであり、キチンとそこで生活したわけではないから、印象として、なんだけどね。

「言ってる意味が判りかねます」

とにかく、大阪は乱暴であり、世知辛いんだけど、活気のある街だったんだ。特に中心部である難波から鶴橋を結ぶ線から南の一帯はそういった傾向が強かったんだけど、全体的に驚くほど上品になってしまっていた。まあ、大阪も北部はそういった面が昔からあったんだが、全体がその方向に向かいつつある感じだ。

「つまり?」

まあ、結論はおいおい、記事中で述べて行こう。といった感じで今回はここまでだ。

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