さて、出発は夜の11時の京成上野駅から。深夜便で飛ぶのではなく、翌朝の朝一の早朝便で飛ぶためです。 6時45分の便を予約した後、早朝の成田空港に向かう東京駅からの空港バスが運休になっていることを発見して驚愕、だったら前夜の内に空港に入ってしまえ、と思ったのでした。貧乏人用の第三ターミナルは24時間開いてるはずですし。 そんなわけで京成線で最後に上野駅から成田空港に向かう列車、イブニングライナー号に乗車です。 これは京成のスカイライナーの列車ですが、おそらく回送列車を利用してるもの。深夜、早朝にだけある特別列車で、スカイライナーよりは安い料金で利用できますが、特急料金を取る割には時間が掛るので、それほどお得でもありませぬ(笑)。 でも他に無いので仕方ない。もう1時間速ければ通常料金で利用できる特急もあったのですが、空港滞在時間は最低限にしたかったのでこれを選んだのです。 でもって車内はガラガラ。まあ、コロナウィルス騒ぎが全く収まってませんしね。 ちなみに私が大阪に入ったのも帰還したのも、大阪がまん延防止法を発動する前であり、行くかどうか考えた末に自己責任で出発としたのでした。 が、この後、山手線と接続する日暮里駅で結構人が乗ってきて、意外に需要があるのだ、と驚く。ただしほとんどの人が船橋、成田で降りてしまい、成田空港まで乗っていたのはこの車両内で3人だけでした。 成田空港第二ターミナル駅に着いたのは深夜の0時5分。さすがに誰もいない。一緒に降りた乗客も10人前後でした。皆軽装なので私と同じ国内旅行なのか、あるいは深夜勤務の従業員さん? 正面に見えてる台はかつて駅から成田空港に入る時に荷物検査と身分証明書の確認をやっていた場所。 これがあったために、成田空港のJR、京成の両改札は妙な構造になっていたのです(そもそもJR在来線の乗り入れは当初、計画が無かったという面もある)。成田空港が過激派の闘争舞台だった昭和の名残ですが、実に2015年、平成27年まで続いてました(第三ターミナルの運用開始とほぼ同時に廃止)。不要になった以上、撤去するのだろうと思っていましたが、あれから6年、まだ健在です。 ただし現在は京成線から来た場合のみ、こちらの通路に回されるので、JR利用ではもう見る事は無くなりました。 もはやおなじみ、成田空港の貧乏人専用出発口、第三ターミナルへの連絡通路。 この日は三月にしては暖かかったのでいいですが、冬場や夏の午後はここを600mほど歩かされるのはごめんだよな、と思います。 2019年11月の台湾以来の利用ですが、奥の方に売店エリアが拡張されていました。まだ拡張の余裕があったのね。 でもって冷静に考えると、2017年の札幌行きで羽田を使ったのが最後で、以降はこの第三ターミナルばかりから出立してる事に気が付く。貧乏人はつらいね… |