さて、昨年の仙台ではツキノワグマ、そして春の関西ではイノシシの警告を受け続けたわけだが、今回の旅行ではこれだった。
「ああ、また熊だ」
ただし今回は北海道である以上、本州のツキノワグマよりはるかに巨大なヒグマだからな。出会ったらホントに洒落にならん相手だ。
「札幌市内でも出るんだね」
噂には聞いてたけど、ホントに出るらしい。
市内のすぐ西は原生林の山脈と言う都市だから不思議はないんだけど大通公園から電車と歩きで20分程度の距離の公園だからなあ、ここは。ちょっと驚いたのも事実だ。あと情報が具体的なのも、ホントに脅威だからなんだろなあ、という感じがする。
「なるほど」
ちなみにその先の山道にも、同じ情報が。位置的に、まさにここじゃん、という場所であり、ちょっとビビったが、とりあえず無事下山できました。
「熊よけの鈴とか持って行かなかったの」
円山公園で熊が出るとは、正直思ってなかったからなあ。ついでに言えばヒグマに鈴が効くのか判らんから、クマスプレーが必須だろう。かなり高価なんだけどね、あれ。
「そういうものかね」
少なくともツキノワグマに鈴で警告、はかなり怪しいと思う。昔、登山をやっていた頃、八ヶ岳周辺で地元の人と何度か話をしたことがあるんだけど、鈴があろうが人の声がしていようが、出会うときは出会う、という話を何度か聞いたからね。まあ、無いよりはマシなのかも知れないが、絶対ではないよ。
「さいですか」
では、今回はここまでだ。