さて、ペロ君、今回のオマケ編は札幌で見た看板を見て行こうか。

「さいですか」



「……」

……

「凄い名前の駐車場だね」

まあね。オーナーは3匹のタヌキ+体の半分が暗黒物質でできてるタヌキで3.5だと思ってしまうところだ。

「いや、それはあんただけ」

実際は南3条西5丁目にある狸小路横の駐車場、といった意味なんだけど、札幌の町名や道路の名前を知らない人が見たらワケが判らんだろうな。

「確かに」

札幌訪問前の私が、ここに来いと言われたら、これはキツネの罠に違いないと裸足で逃げ出してたね。

「それもあんただけ」

ちなみに例のすすきのから見える観覧車は、この駐車場の裏にあるぞ。



でもってお次はこれ。

「カラオケ屋さん?」

いや、その上だ。ビルの名前を見て。

「トランプ ビル!」

元アメリカ大統領の彼が経営するトランプホテルやらタワーはアメリカで何度か見たけど、まさか日本にあるとは思わなかったのよ。

「しかもまさかのカラオケ屋さん!」

うむ、日本のトランプタワーは思ったより庶民的だったんだ。

ちなみに余談だけど、トランプもほぼ和製英語で、あれは本来Cardsだ。
そのカード遊戯で使われる強力な役、あるいは強い役を造る手札の事をTrumpと言うんだよ。この辺り、勘違いしてると結構話が咬み合わなくなるので要注意だ。私はラスベガスで地獄を見かけたことがある。ちなみにトランプという種類のカードゲームもあるんだけど、これは英語圏の連中でも知らない事が多いので無視していいだろう。

さらに余談だが、トランプのダイヤとかスペードといったカードの種類はSuit、スーツと呼ぶんだけど、これも知らないとトンチンカンな会話が展開されてエライ目にあうぞ。

「さいですか」



でもって前回の訪問時に見たここも、すすきので元気に健在だった。

「なんか今回、この少年に縁があるね」

まあね。幸い、今回の旅行中に殺人事件に出くわすことは無かったけどね。

「よかったね」

ついでにどうでもいいけど、Guide Postってのは棒の上に地名入りの矢印型の札を着け、その方向を示すヤツの事だから、何をどう考えても無料案内所にはならないし、そもそも中に人が入れる構造の物件につけるような名詞じゃないぞ。
ついにで今回調べて見たら、看板のようにGuide とPostの間を開けて別の名詞にしてしまうと、どうも道路わきにある反射板付けた棒の意味になるらしいから、さらに別物だ。

「さいですか」

という感じで今回はここまでだ。

「さいですか」

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